恋の病、発症しました【恋の病と野郎組】

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二葉「やったー！じゃ、僕から行くね」






ノリノリで原先輩の前に出た二葉先輩。



でも言葉に詰まって退散してきた。








二葉「あれ、おかしいな。喉の調子が…」

一条「はぁ？」

六反田「次は、僕だね」









六反田先輩も同様。

目が合った瞬間固まって変な笑いを浮かべてから退散。







六反田「…ごめん」

七瀬「じゃあ俺行ってくる」






上手くいきませんように。

なんて思ったけど、余計な心配はいらなかった。




七瀬先輩は、出た瞬間固まって、「時報って何番ですか」という意味のわからない電話の演技をして帰ってきた。







五島「ふざけんな、帰ってくんじゃねぇよ」

七瀬「…だめだ」

八代「次！四谷！」






ポーチを受け取った四谷先輩は、産まれたての子鹿のように立ち上がることすらできずに終わった。


コレ、私が返した方が絶対早い。






四谷「ごめん…足が」

一条「産まれたての子鹿」

三村「僕に任せて」






するとポーチを持った三村先輩は、原先輩とは逆方向の校舎内へ入っていき、落とし物BOXにポーチを入れた。







八代「ちょちょちょ！何やってんの」

三村「え？落とし物は、落とし物BOXに」

六反田「いや、だいたいココ持ち主が分からない物置くとこだから」

八代「ったく情けねー…」

五島「フン。それでは？我々がバッチリキメますかっ」

八代「おう。みんな、悪く思うなよ」






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