恋の病、発症しました【恋の病と野郎組】

#助けて Makoto.N ページ47

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朝、お兄ちゃんと一緒に登校する。

靴箱の棚が違うから、一旦別れて自分のクラスの靴箱へ向かい、ローファーと上履きを履き替えようとする。

でも、上履きの中に何かが入ってるのに気づいてそれを取り出した。








A「紙…？」







小さめのメモ用紙。

四つ折りにしてあったのを開くと、そこには“消えろブス”と書かれていた。








A「え…？」

一条「Aー？どうした？」








上履きに履き替えたお兄ちゃんがなかなか来ない私に声をかける。

慌てて紙をポケットにしまい、「何でもないよ」と駆け寄った。

余計な心配させてられないし、わざわざ言うことでもないよね。









A「じゃ、また後でね」

一条「おう」








お兄ちゃんと別れて自分のクラスに入る。

にしてもあの紙、誰がやったんだろう。

自分の席に座ると、机の中にまた紙が入っていた。

開くと“七瀬くんに近づくな”









A「また…！？」

「A？どうしたの？…って何それ！」

A「分かんない…」

「A、野郎組の人と仲良いから嫉妬されてるんじゃない？」

A「そんなこと言われても…」

「何かあったら言ってね」

A「うん、ありがとう」








でも確かに、七瀬先輩は野郎組の中でもスペックが高くて1年からも評判がいい。

七瀬先輩のことを好きな人が私を嫌っても、それはあくまで自然なことだ。









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