__3 ページ17
･
次の日の朝。
もはや朝まで野郎組の教室に入り浸るようになってしまった。
…七瀬先輩が好きなんだから仕方ないじゃん。
二葉先輩がご機嫌にステップを踏んで席につく。
その手にはスマホだ。
鼻歌を歌って見せつけるように私達を見た。
一条「え、それ最新機種！？」
二葉「うん、まぁ。そうみたい」
七瀬「え、でも二葉って」
五島「なんでだよ。おめぇ持たない主義じゃなかったのかよ」
六反田「フタちゃん、昨日くじ引きで当てたんだよね」
A「え〜、すごい。私なんていつ引いても参加賞のティッシュですよ」
一条「Aびっくりするほど運悪いからな」
二葉「いやぁ〜、いらないなぁって思ってたんだけどね。たまたま、当たっちゃったからねぇ。まぁ、時代の流れに逆らえず、しぶしぶ、スマホデビューですわ」
八代「別にしぶしぶするモンじゃねぇだろ」
三村「じゃあアドレス交換しようよ」
三村先輩がスマホを取り出すと、はい！と六反田先輩にスマホを渡した。
二葉「まだ、操作よく分かんないからやってもらうんだ」
八代「やれよ自分で」
二葉「だって、指でちょっと触れたらすぐ画面変わるし、カバンに入れて置いたら勝手にどっか電話かけるし」
五島「ロックかけとけよ」
二葉「ロッ、ク？矢沢？」
七瀬「…暗証番号を作るんだよ？」
二葉「あ、番号！誕生日にしよ！」
四谷「あっそれは1番ダメなパターンだね…」
六反田「二葉のスマホ、SIMが入ってないから、WiFiがない所は僕のスマホでテザリングしとくね」
二葉「…へぇ〜」
一条「いや絶対分かってないだろ！」
二葉「何？この“友達かも？”っていうの」
六反田「今登録したからじゃない？」
二葉「怖っ。機械の分際で何？僕の交友関係まで気にしてるんだよ？」
三村「それ、知らない人の名前が出てくることもあるけど、気にしなくていいから」
二葉「え？僕が知らない人を僕のスマホが知ってるってどういう状況？」
一条「まぁ変なアダルトサイト踏んだり、SNSで誤爆しないように気をつけろよ？」
二葉「うん！」
A「あ…じゃあ私、そろそろ教室行きますね」
七瀬「送ろうか？」
A「あ、すぐそこなんで大丈夫です！じゃあまた」
四谷「またね〜」
A「はい！」
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1078人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まれぴゅま(プロフ) - Shiiさん» リクエストありがとうございます！少し遅くなるかもしれませんが書かせていただきます！ (2019年9月8日 8時) (
レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
Shii(プロフ) - 番外編のリクエストなんですけど、やっしーといい感じになりたいです。キュンキュンしたいです。ツンデレcoupleみたいな感じで！やっしーだけにみせる顔的な！ (2019年9月8日 2時) (レス) id: 907d8d54af (このIDを非表示/違反報告)
すずかすてら。 - ありがとうございます！ (2019年8月7日 21時) (レス) id: da279ac280 (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - すずかすてら。さん» リクエストありがとうございます!!かしこまりました!!移行後書きますね!! (2019年8月7日 13時) (レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
すずかすてら。 - 番外編のリクエストいいですか？五島くんといい感じになるのが見たいです… (2019年8月7日 13時) (レス) id: da279ac280 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まれぴゅま
| 作成日時：2019年7月28日 13時
