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「あんなのずるいよなぁ、聞けるものも聞けないよ…」
次の日、
今日こそ律くんに変態事件のこととか、いろいろ聞こうと思って、覚醒ラボに向かう。
…この時は今日も平和に1日が終わるんだと思ってた。
覚醒ラボじゃなくて、相談所に行けば良かったかな、
いや、どちらに行ってもきっと結末は同じだっただろうか。
「こんにちは〜…ぇ」
ラボのドアを開いた途端、幻覚かなんかを見ているのかと思った。
だって、
ドアの先はすべてがボロボロで
いつもは笑顔で出迎えてくれる開発者の人達も、密裏さんも、みんな怪我をして倒れて気を失っていたから。
…律くんは？
まだ来てない事を願う。
でも、いつも早く来てるあの子たちは？
怖くなる。
心臓がどくどくと音を立てる。
「まだこんな小娘がいたのか」
背後から聞こえた声。
「っ！！」
反応が遅れた。
手に鈍い痛みが走る。
どうにかバリアは出せたものの、攻撃されたところがじんじん痛み、そんなに持たない。
「なんだ。おまえは他のガキどもよりは強いんだな。」
やっぱりなんかされてたのか！！
「っ！！他の子供はどこにやったの！！」
くそ…顔がよく見えない…！！
「まぁ、いくら能力が使えても、お前みたいなガキ、大人には勝てないんだよな！」
「ううっ！！」
ついにその男は物理的に私の顔を掴んで来た。
そして、ぐいっと口を押さえられる。
大人の力なんて卑怯だ。
私なんて、物理的になると、そんな力も無いのに…
しかも…
「…ん、んん…！」
口から無理やり睡眠薬を吸い込むように仕掛けられてる…！
薬に勝てるわけが無く、意識が薄れていく。
「…ぁぅ…」
必死に目を凝らして男の顔を見ようとする。
…あーぁ、これから死ぬのかな、殺されるのかな、
最後に見えたのは、
顔に傷がある、眼鏡をかけた男の顔だった。
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いお(プロフ) - めっちゃ面白いです！ (2020年4月20日 14時) (
レス) id: 2c0f895578 (このIDを非表示/違反報告)
もちぷにゃ(プロフ) - くるみさん» 前の作品から見てくださってありがとうございます！！！進度は遅いですが、まったりと気ままに見ていってください！！ (2019年3月20日 1時) (レス) id: 60b6080b83 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - リメイク版嬉しいです！過去の小説何回も読み返して、更新はもうないかなぁって諦めかけてたので....... (2019年3月18日 23時) (レス) id: 31bc7fd2ed (このIDを非表示/違反報告)
もちぷにゃ(プロフ) - ブラピさん» 嬉しいです！！どんどん更新できるよう頑張ります！ (2019年3月17日 18時) (レス) id: 3f692da79e (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とても面白くて大好きです！更新頑張って下さい！ (2019年3月17日 11時) (レス) id: e896eb0a17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちぷにゃ | 作成日時：2019年3月9日 19時
