検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:21,523 hit

7.7 ページ8

律side


まずい、Aさんだからって、舞い上がりすぎた…!エクボとAさんが知り合いなのは予想をしていなかった。


「バレた!どうする!」とエクボは小声で僕の中でつぶやく


どうするったって…


「…っ、ちょっと律くん借ります!」

考える前に手を引かれた。
今、好きな人と、手繋いでる。


「仲良いんだね〜
うんうん、行ってらっしゃい」

と密裏さんの声が言い終わる前にAさんは僕の事を施設の前まで連れ出した。



「今、律くんの中にエクボがいるの??」

真剣な顔でそう聞かれたので、「いますけど」と答えるしかない。

でもそうするとAさんの顔がへにゃりと崩れるように微笑んだ。


「なんだぁ〜、エクボ、この前助けてもらったお礼言う前に消えちゃうもんだからさぁ〜
除霊されたかと思ったよ〜」


なんて言いながら、Aさんは僕に抱きついてきた。



「へ、あ、わ…っ」


Aさんの身体をダイレクトに感じる。
柔らかい。あったかい。柔らかい。


兄さんはいつもこんな感じなのか、
ととても羨ましく思った。


「律ちゃんが困ってんだろ、俺様はここだぜ」

と、言いながらエクボが僕の中から出てくると、
Aさんからぱっと離れてしまった。

「モブには言わないの?」と言ってAさんが僕の方を見る。

それは…


「茂夫にはサプライズで言うから今は言わねぇんだよな!律ちゃん!」


「うん、」


エクボが割り込んできて言った。
確かそんな事言ってた気がする。



「そっか!じゃあエクボの存在も秘密にしといたほうがいいのかな?」なんてAさんは笑うから本当にかわいい。



「秘密にしておいてもらえますか?」

「いいよ!律くん可愛いから秘密にしておいてあげよー」



「ははは」





可愛いって言われた。





少しムカついた僕はAさんを引き寄せ、
耳元でこう言う。


「キスしますよ?Aさん」




すると爆発したようにAさんは顔を赤くさせ、「お前なんか可愛くないやい」なんてそっぽを向いた。




あーあ、ほんっと、





「可愛いんだから。」

7.8→←7.6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (72 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
108人がお気に入り
設定タグ:モブサイコ100 , モブサイコ , 霊幻新隆   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

いお(プロフ) - めっちゃ面白いです! (2020年4月20日 14時) (レス) id: 2c0f895578 (このIDを非表示/違反報告)
もちぷにゃ(プロフ) - くるみさん» 前の作品から見てくださってありがとうございます!!!進度は遅いですが、まったりと気ままに見ていってください!! (2019年3月20日 1時) (レス) id: 60b6080b83 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - リメイク版嬉しいです!過去の小説何回も読み返して、更新はもうないかなぁって諦めかけてたので....... (2019年3月18日 23時) (レス) id: 31bc7fd2ed (このIDを非表示/違反報告)
もちぷにゃ(プロフ) - ブラピさん» 嬉しいです!!どんどん更新できるよう頑張ります! (2019年3月17日 18時) (レス) id: 3f692da79e (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とても面白くて大好きです!更新頑張って下さい! (2019年3月17日 11時) (レス) id: e896eb0a17 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もちぷにゃ | 作成日時:2019年3月9日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。