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ある日、呼び出したはずのモブが来ない日があった。
「来ねーな、モブ」
霊幻さんと2人きりで依頼人を待っている。
あと数分もすれば到着するとの事らしい。
「…」
あまり会話が続かないのは、
私が会話を続けようとしていないからだろう。
「なぁ、お前さ」
霊幻さんは事務所のソファに座っている私の前にしゃがみ、子供と話をするように私の目を見る。
「…最近なんか思い詰めてるだろ。」
「へっ」
図星の私に霊幻さんは優しくデコピンをした。
「当たりか？」なんて言いながら笑う霊幻さんに、
ずるいなぁ、なんて思ってしまう。
「はは、よく分かりましたね
私、そんなに分かりやすいですか？」
なんて素直に言ってみちゃうと
「話聞くぞ？」って言われたけど
モブにも関わってくる話なので、遠慮をした。
「…慰めてくださいよ」
なんて言いながら霊幻さんの顔にぐっと近づくと
「いいのか？」
とすこし熱っぽい視線を向けられる。
こくりと頷くと
また唇が…
重なり…
ガチャ
「あの〜予約した者ですけどぉ」
「「ぁああぁあ！！！！」」
ごちん！！と頭をぶつけてお客さんに「いらっしゃいませ〜！！」と笑った。
まずい、
さっき私、何しようとしてた？？
唇を抑えて顔が熱くなる。
また、「慰めて」もらおうとしてた…！
霊幻さんに無理言ってキスしようとしてた私を恥じた。
霊幻さんから見たら、私なんてただの子供で、
私達は恋人でもなんでもないのに！
なんて思ったところで、すこしちくんと胸に刺さるものがあった。
あれ？
「なんだろ、この気持ち」
それが恋心だなんて、当の本人は1ミリも感じていないのだけど。
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いお(プロフ) - めっちゃ面白いです！ (2020年4月20日 14時) (
レス) id: 2c0f895578 (このIDを非表示/違反報告)
もちぷにゃ(プロフ) - くるみさん» 前の作品から見てくださってありがとうございます！！！進度は遅いですが、まったりと気ままに見ていってください！！ (2019年3月20日 1時) (レス) id: 60b6080b83 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - リメイク版嬉しいです！過去の小説何回も読み返して、更新はもうないかなぁって諦めかけてたので....... (2019年3月18日 23時) (レス) id: 31bc7fd2ed (このIDを非表示/違反報告)
もちぷにゃ(プロフ) - ブラピさん» 嬉しいです！！どんどん更新できるよう頑張ります！ (2019年3月17日 18時) (レス) id: 3f692da79e (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とても面白くて大好きです！更新頑張って下さい！ (2019年3月17日 11時) (レス) id: e896eb0a17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちぷにゃ | 作成日時：2019年3月9日 19時
