狐と本編再開 ページ6
首領部屋を出てマフィア施設内を歩いていると、ふと知ってる香りに足を止める。
『ここかな？』
ｶﾞﾁｬ
勿論、躊躇無く開いてみる。
「＿は？」
中には、何かの資料を見ながら優雅に紅茶を嗜む中原君の姿があった。
『こんにちはメル友』←
「…おう」
何事も無かったかのように、また視線を資料に戻した彼。えぇ…((
まぁメル友といっても太宰君の写真送りあう仲というだけなんだけどさ
暇なので、部屋の奥にある洒落た収納の抽斗に手を掛けて一つずつ開けていく←
「＿っておい!!何してんだよ手前！」
『ん〜？＿あ、あったあった』
抽斗の中から見つけたのは茶葉。いい瓶に入ってるね。
「は、ちょおまッそれ返せ!!」
『やぁだ！檸檬の紅茶は全部僕のもんだ！』←
「それは梶井から貰ったモンだ！全部持ってくんじゃねェよ!!」
『ありがとう！！』←
「おいコラ待て手前ェ会話しろ!!
あぁクソ＿わァった、淹れてやるから！大人しくしててくれ探偵社！」
『本当かい!?君って善い人なんだね！』
「その口調青鯖みたいで腹立つわぁ…(ｲﾗｧ」
青筋が浮かんでいる中原君((
言われたとおり、大人しく横のベッドに座って待つ。
この部屋、大人しめの色合いで出来てるけどなんかテカテカしてるね。つるつるの家具が沢山
「＿おい入ったぞ」
『ありがとう、中原君』
「おぉ」
うん、いい香り…檸檬茶は美味しい。
「おい探偵社」
『その呼び方いい加減止めてくれないかい？』
「…なんて呼べばいい」
『A』
「ハァ、お前女なんだろ…なんで男装してんだ」
『趣味』
「＿はァ？」
『というか気分だよ、それ以上でも以下でも無い』
「…よく分かんねぇな」
分かる必要は無いと思う。
だって僕にも分からないし←
「つーか手前なんでウチの首領と一緒に居んだよ。こっちはお前を捕まえろ、って命令が出てんだぞ？」
『あぁ、それならすぐに取り消される筈だよ。用事は済んだだろうし』
勧誘なら断った。これで一件落着〜
あぁ、中原君があり得ねェ…って顔でこっちを見てる。君のその表情筋どうなってんの((
『そういやこの部屋って妙に黒いよね。中原君の趣味？』
「あ？おう…良いもん使ってんだ、壊すなよ」
『＿そう言われると壊したくなるよね』
「オイ止めろ、ニヤニヤしながら触んな」
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ナナ(プロフ) - 餅さん» 応援、ありがとうございます！！！どんどん更新していけるよう頑張りますね！ (2020年8月6日 8時) (
レス) id: 6412d0e74c (このIDを非表示/違反報告)
餅 - とても面白いです！更新頑張ってください！！ (2020年8月6日 7時) (レス) id: b97e9ef115 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：闇月 x他1人 | 作成日時：2020年6月30日 1時
