検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:36,160 hit

狐と願い ページ4

あっはっはっはっは!!


愉快!愉快!!

…何が愉快かって?




乱歩「…はッ、はぁ………」



乱歩君の驚いて焦ってる顔が、だよ。


『大丈夫かーい?』


乱歩「A…後で覚えておいてね…?」


…ナンノコトダロ。



『…何モ起コッテ無イヨ?』


乱歩「へぇ。…で、早く降ろしてA」


『えー。面白いからもう少しこのまm((乱歩「降ろして。」…ハイ』



大人しく降ろせば周りをキョロキョロしてる

乱歩「…此処、Aの社でしょ?」


『嗚呼、乱歩君なら喜ぶかなぁと思って』


周りには、季節を問わず咲き乱れる春夏秋冬の植物が沢山生えている


『ヨコハマは機械や人、血や喧騒ばかりでとても騒がしい…君にとっては尚更。そうだろう?』


乱歩「!……」

意図に気がつけばその場を見回しくるくると、
目の前で歩き回る乱歩君。



『ふふ。気に入ってくれたかい?』

乱歩「……まだ。」




何が気に入らないのかな。



『…じゃあ、
君は何を望む?なんでも叶えてあげよう。』




純粋に、興味があった


”世界一の名探偵”が望む物とは何だろう。

彼の場合は駄菓子、とかかな?









乱歩「…Aの、本当の姿。」



『おや…』


ちょっと意外。

てっきり興味は無いかと思っていたが…


『他のことでも構わないのだけど…』

乱歩「Aの姿が見たい」




ははっ
相変わらず開いた乱歩君の眼は綺麗な緑だなぁ




『判った。…では偶には格好をつけてみようか』

そうだ、僕のお気に入りの花にしよう。


懐から扇を取り出して、一度仰ぐ



すると庭にある金木犀が花弁を翻し、僕の周りを取り囲むかのように舞う。






…うん、良い香りだ。





『これで、いいかい?』





乱歩君が此方を見る。



乱歩「っ………」




綺麗な眼を見開いて、黙って見ている…のだけど



「『………』」



んー。




『あのー…乱歩君?

流石に何か言ってくれないと悲しいンだけど』




乱歩「……綺麗」ボソッ


!!

『ふふ、わーい』


乱歩「ッぁ…Aっ何でも無い!!」


んふふ。今日は乱歩君がよく焦る日だなぁ…




今の格好を一言で表すなら、狐。

大きな九尾の妖狐だ。



この姿を”綺麗”と言ってくれたのは、鬼灯君と閻魔大王、妖怪組と桃太郎ズだけだよ。


人間は…”今の所”夏目君と福沢君かな?

狐と姿→←狐と文句



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
108人がお気に入り
設定タグ:文スト , 鬼灯の冷徹 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

R−アル−(プロフ) - ・・・・最ッッ高・・・・・ 此れはヤバい、語彙力が逝く・・・!! (2020年5月15日 11時) (レス) id: 5c454f868c (このIDを非表示/違反報告)
R−アル−(プロフ) - 一気読みして来ました、最ッッ高でした!!続き楽しみにしてます! (2020年5月13日 2時) (レス) id: 5c454f868c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:闇月 x他1人 | 作成日時:2020年4月25日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。