25:消えた楽しい高校生活 ページ27
結局は爆豪くんと帰ることになってしまった。
『ボール投げ700m超えは引く…』
「引いてんじゃねぇよ。
…それに、デクに負けた。ありえねぇ!!なんでアイツが…!!」
あ、ヤッバ、地雷踏んだかも。
『…なんかゴメン。』
「…んでてめぇが謝んだよ。」
そう言いながら爆豪くんの斜め後ろを歩く。
…そして、別れ道。
『ん、じゃ、ここで。』
「待て、A。」
腕を引かれる。
え、何、何!?
「付き合え。」
今、ここでか…。
『…懲りないねぇ…。ま、断るけどね!!』
「あぁ!?クソが!!死ね!!」
『断ったら死ねって言うのやめよ!?』
そう言って、爆豪くんに腕を離してもらう。
『じゃ、今度こそ帰るから!!』
「おう…。」
ふてぶてしい態度でそう言った爆豪くんを見て、その場を離れた。
『(なんで、私なんだろうな。見る目ないんだろうか。)』←
そう、考えながら。
「懲りねぇくれぇに、おまえに惚れてんだよ。バーカ。」
声はどことなく消える＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
次の日。
朝っぱらから、爆豪くんから逃げ、相澤さんに見つからないように隠れ、死闘を繰り広げて生き延びた私。
そして、無事、私の本当のクラス、”1-C“にたどり着いた。
『おはようございます。』
そう言いながら、ガラッとドアを開ける。
すると、何故か集まる視線。
え、何これ嫌。注目浴びるの嫌い←
でも、それも数秒で、察しがいった。
理由は、昨日入学式にも出ておらず、ヒーロー科に行って、調子に乗っていると思われたからだろう。
『(うわ…そんなの最悪じゃん。)』
ちなみに、実際はこうである。
「(昨日入学式に出てなかった、首席の子だ…噂によると、ヒーロー科、経済科、サポート科も一位合格らしいよ…!!)」
「(それで顔もいいとか…高嶺の花って感じだな。近づけねぇ。)」
「(でも、爆豪勝己とやらと、昨日帰ってたらしいぞ。)」
「(はぁ!?勝ち目ねぇじゃん。
…にしてもかわいいなぁ…!!)」
なお、本人は全くこの会話に気づいていない。
すると、さらに追い討ちをかけるように、言葉が降ってきた。
「…なんで、ヒーロー科にも受かったエリート様がここにいんの？…バカにでもしに来たか？」
私は必死に否定する。
『へ…？そんな…全然…!!』
「ふーん。
…心操人使。今日からクラスメート。よろしく。」
空音A。高校生活二日目。嫌そうな人に絡まれました。
楽しい高校生活はいずこに…？
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すこんぶ(プロフ) - コルシュさん» コメントありがとうございます!!気に入ってくださっているのですね!!嬉しいです!!これからもたくさんの萌えをプレゼントできるように頑張りますね!! (2018年3月29日 0時) (
レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
コルシュ(プロフ) - すごく気に入ってます。これからも頑張ってくださるとこっちもとても嬉しいです。どんどん萌えをください。 (2018年3月28日 18時) (レス) id: ed00f6a4d7 (このIDを非表示/違反報告)
すこんぶ(プロフ) - 苺デラックスさん» コメントありがとうございます!!そう言って下さると嬉しいです!!どんどん萌えてって下さいな(( (2018年3月28日 3時) (レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
苺デラックス - この小説本当にファンです！かっちゃんかっこいいです！ハグするシーンで萌えました！！ (2018年3月27日 4時) (レス) id: e851a42e9b (このIDを非表示/違反報告)
すこんぶ(プロフ) - みるくてぃさん» そーなんか!!あるあるやんな…!! (2018年3月22日 0時) (レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すこんぶ | 作成日時：2018年3月11日 22時
