43:吐くのは血か嘘か ページ45
↓緑谷side↓
＿＿一瞬の出来事だった。
Aちゃんが大量の血を吐き倒れたあと、脳ミソヴィランは呪縛から解放されたかのように、再度動きだした。
そして、脳ミソヴィランはそんな状況にあるにも関わらず、残酷にも、かっちゃんとAちゃんを殴りかかりに行ったのだ。
『かっちゃん!!!Aちゃん!!!』
僕は大切な二人の幼なじみの名を叫んだ。…いや、叫ぶことしかできなかった。
…が、次の瞬間、かっちゃんとAちゃんは、僕の隣にいた。
なんで!?
『かっちゃん!!?
避っ避けたの!?すごい…！』
かっちゃんの手元には、未だ血を吐くAちゃん。近くで見ると、さらにわかる血の量。
「違えよ黙れカス」
かっちゃんが青ざめた顔で、前方を見ていたので、僕も同じ方向を見る。
＿＿そこには、脳ミソヴィランの攻撃を受けたオールマイトがいた。
「ｺﾞﾎｯｹﾞﾎ…
………加減を知らんのか…」
かっちゃんとAちゃんをかばったんだ…!!
「ｯ…!!おい!！A…!!」
かっちゃんが切羽詰まった顔でAちゃんの名前を呼ぶ。
っ!!そうだ!!Aちゃん!!
「…爆豪くん…。やめて、そんな顔しないでよ…。」
苦しそうな顔でそう言ったAちゃん。
「ｯざけんな!!死ぬんなら俺に守られて死ね!!」
まるでドラマの1シーンを見ているようだ。
待って、Aちゃん…!!こんな最期…!!
「いやいや、マジで大丈夫だから。キャパ超えただけだし。死なない死なない。」
「「『は？』」」
…キャパ？
Aちゃんはフラフラしながら立ち上がった。
「私のキャパ超えた時って大層なことになるから面倒なんだよね。血の量はビビったけど、倒れたのもただの貧血だし。大丈夫!!」
僕達はもちろん、ヴィラン達まで目を点にしている。
「…バーカ。アレぐらいでくたばったら、おまえを殺して俺も死ぬ。」
「…その前に私死んでるけどね。
…でも、ちょっと休ませて。もう個性は出せない。」
そう言って、安全な場所に座るAちゃん。
すると、死柄木弔が言葉を発した。
「仲間を救ける為さ。しかたないだろ？」
言い訳を述べ始める死柄木弔。
「他が為に振るう暴力は美談になるんだそうだろ？ヒーロー？」
とんだ言い逃れだ。
同じ暴力でヒーローとヴィランでカテゴライズされ、善し悪しが決まる？オールマイトを殺すことで世に知らしめる？
「自分が楽しみたいだけだろ嘘吐きめ。」
「バレるの早…」
＊＊＊
切ります
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すこんぶ(プロフ) - コルシュさん» コメントありがとうございます!!気に入ってくださっているのですね!!嬉しいです!!これからもたくさんの萌えをプレゼントできるように頑張りますね!! (2018年3月29日 0時) (
レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
コルシュ(プロフ) - すごく気に入ってます。これからも頑張ってくださるとこっちもとても嬉しいです。どんどん萌えをください。 (2018年3月28日 18時) (レス) id: ed00f6a4d7 (このIDを非表示/違反報告)
すこんぶ(プロフ) - 苺デラックスさん» コメントありがとうございます!!そう言って下さると嬉しいです!!どんどん萌えてって下さいな(( (2018年3月28日 3時) (レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
苺デラックス - この小説本当にファンです！かっちゃんかっこいいです！ハグするシーンで萌えました！！ (2018年3月27日 4時) (レス) id: e851a42e9b (このIDを非表示/違反報告)
すこんぶ(プロフ) - みるくてぃさん» そーなんか!!あるあるやんな…!! (2018年3月22日 0時) (レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すこんぶ | 作成日時：2018年3月11日 22時
