30:マスコミ注意 ページ32
次の日。
朝、玄関を出ると、爆豪くんがいるという状況も見慣れてきた。
「…行くぞ。」
『待て。昨日はやってくれたな。爆豪くん。』
私は爆豪くんを睨んだ。
「制服で見えない所につけるよう、配慮してやったんだ。感謝しろ!!」
『あー、じゃあその配慮は蟻より小さいものっていう認識でオーケー？』
「ざけんなよ!!殺すぞ!!付き合え!!」
『ヤダね!!』
「んだとゴラ!!死ね!!」
そんな茶番を繰り広げながら、学校へ向かう。
＿＿そして、学校。
『…って何、あの人だかり。』
「マスコミだな。クソめんどくせぇ。」
私達が門をくぐろうとすると、マスコミがマイクを持って近づいてきた。
「オールマイト…あれ!?君”ヘドロ“の時の!!」
「やめろ」
爆豪くんの黒歴史に思いっきり触れるマスコミ。
オールマイトについてか。
「まあいいや。じゃあ隣の女の子!!
オールマイトの…」
『あ、私普通科なんで知りません。』
話を遮って、回避してやった。
やっぱり普通科入ってて良かった…!!
マスコミは諦めて、次の人に聞きにいったようだ。
…と、後ろを見ると相澤さんが聞かれていた。
『爆豪くん爆豪くん、相澤さんが聞かれてる。小汚っ!!て言われてるよ。』
「絶対、イレイザー・ヘッドだなんて思ってねぇんだろうな。」
相澤さんは、マスコミを振り切り、こっちに近づいてきた。
後ろでは、マスコミがまだザワザワしている。
…あ、門が閉まった。さすがハイテク、雄英。
「…空音と爆豪か。」
『あ、相澤さ…』
「先生だ。」
『すみません。相澤先生。』
爆豪くんは黙って私達の会話を聞いている。
『…ちょうどよかった。空音。
今日のヒーロー学、おまえも来い。』
相澤さんは急にそう言った。
「え、嫌ですよ。アイアム普通科。」
ちなみに、もちろんのこと断る私。
相澤さんはため息をついた。
そしてこう言った。
「だろうな。…爆豪もなんか言ってやれ。」
はあ!?それはズルいですよ!?相澤さん!?
すると、爆豪くんがめちゃくちゃ低い声でこう言った。
「来い。」
『ﾊｲ。』
爆豪くんのヴィラン顔は慣れないなぁ…。
中学生の時のイメージが…。
そう答えてしまうと、相澤さんは言った。
「…昼休み終わったら、1-A前に来ておけ。いいな？」
『…ﾊｲ。』
また、普通科から抜けることになってしまった。
＊＊＊
相澤先生は、プライベートではAのことはAと呼びますが、学校では空音呼びです。
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すこんぶ(プロフ) - コルシュさん» コメントありがとうございます!!気に入ってくださっているのですね!!嬉しいです!!これからもたくさんの萌えをプレゼントできるように頑張りますね!! (2018年3月29日 0時) (
レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
コルシュ(プロフ) - すごく気に入ってます。これからも頑張ってくださるとこっちもとても嬉しいです。どんどん萌えをください。 (2018年3月28日 18時) (レス) id: ed00f6a4d7 (このIDを非表示/違反報告)
すこんぶ(プロフ) - 苺デラックスさん» コメントありがとうございます!!そう言って下さると嬉しいです!!どんどん萌えてって下さいな(( (2018年3月28日 3時) (レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
苺デラックス - この小説本当にファンです！かっちゃんかっこいいです！ハグするシーンで萌えました！！ (2018年3月27日 4時) (レス) id: e851a42e9b (このIDを非表示/違反報告)
すこんぶ(プロフ) - みるくてぃさん» そーなんか!!あるあるやんな…!! (2018年3月22日 0時) (レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すこんぶ | 作成日時：2018年3月11日 22時
