【ONE PIECE】殺人狼さんは問題児

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二人で楽しんでと言われたAとルフィは他愛ない話をしていた。

「そん時ゾロがよぉ…」
「へぇ…」

その時だった。

　 ｻﾞｯﾊﾟｰﾝ

海王類が現れたのは。

「うっひょー！あれはでけぇな！」
「つり竿では無理だね。」

ちなみに、二人は捕まえる気満々である。
二人は構えた。

「捕まえたらサンジさんに調理してもらわなくちゃね！船長！何発で倒せる!?」
「もちろん一発だ!!前に食べたパエリアっての、うまかったよなぁ！」
「私も一発でいけそう！パエリアを作るには具材が足りないでしょ。」

そう言って、お互いが合図を取り合った。
そして技を炸裂させる。

「ゴムゴムのぉ…ジェットピストルｯ！」
「"スターランス"」

ルフィの技は海王類の頭部に、Aは腹部に見事命中。

海王類は倒れ、海に叩きつけられた。

その音でダイニングにいた、ナミ、ウソップ、サンジがでてくる。

「うお!?すげーのやっつけたな！…でけぇ。」
「腕がなるぜ！…こいつの調理方は…」

ウソップとサンジがでてきて、すぐさま海王類に近づいた。

「すんげーだろ!?おれとAで釣り上げたんだぞ!」
「釣り上げてはないね。明らかに殴りましたし。私たち。」

ルフィの言葉にAがツッコんだ。
そこに、ナミが入ってくる。

「"二人で"捕ったの？」

そう何故かニヤニヤしながら言うナミに対し、Aは、

「え？そうだけど…」

と、不思議そうに言った。

ふと、Aはこの頃、ナミ達がウソップを呼び出して話していることが気になった。

「ねえ、ナミ。」
「ん？どうかした？」

ナミはもちろん返事をする。
Aは言った。

「この頃、ウソップを呼び出して話してるみたいだけれど、なに話してるの？」

そう言われたナミは少し考えて、その後、少し含みのある口調で言った。

「…秘密♡」

Aとしては何気ない質問だったのに予想外の反応と回答をされ、ますます好奇心がわく。
ナミに、深く聞き出そうとした、その時だった。

「おい！A！サンジが作ってくれたんだ！いるか!?」

ルフィがそう言った。
ルフィの言葉にすべての好奇心を持っていかれるA。

「え!?いる！サンジさんが作ったの!?」
「おう！デザートだってよ！口開けろ！」
「おいしっ！」
「おいルフィ！Aちゃんのはあるっつってんだろ！あーんしてるところなんかみせつけんな！」

その光景をナミは「フフッ」と笑いながらみていた。

＿＿＿それは海王類がでる前の数分前に遡る…

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