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A
「ようやく……来ましたね
アラジン……貴方を…ずっと
お待ちしておりました
“ソロモンの移し身”よ」
八芒星のマークの扉に辿りつく二人の
少年たち。長い青髪を一本の三つ編みをし
胸にはサラシを巻いた少年と金髪で、角の
ような形状のクセ毛がある少年たちが
開けてみると「宝物庫」と言う場所
よりも物置きと言った方が正しい光景の
場所だった
A「ようこそいらっしゃいました！！
この場所は宝物庫で正解ですよ2人共！」
神杖に降りて二人に近づくA
アラジン「やあ。僕はアラジン。
旅人さ。おねいさんは…？」
無邪気で純粋な元気に挨拶をしてくれる
アラジンに嬉しさに動かされて反射的に
微笑むA
A「私はA！アラジン
…私はよく知っていますよ。貴方のこと」
アラジン「ん？おねいさんは僕のこと
知ってるって……？」
アラジンの頭の上に？(クエスチョンマーク)
が3つ程飛び交う
A「あ、あれ？…ウーゴから何も
聞いていないの…？」
開いた口が塞がなく金魚のように
口をパクパクさせながら思わずアラジンを
二度見する
アラジン「おねいさんは、どうして僕の事
知ってるんだい？」
A「え〜ッと……ゴホン！まず
貴方達が来ることはウーゴから
聞かされていたの。勿論、君のことも
来ることは知ってるよ！
アリババ君！」
アリババ「えっ！！……あ、あの////」
ブラジャー風の布の隙間から立派な
谷間がしっかりと見てしまい、大きく
膨らんでいる胸を直視するアリババは
りんごのように頬が赤くなった
A「ここには、貴方達が望む物が
あるわ！ただし、私は貴方達の手伝いは
できない」
Aの言葉にアリババは驚き、
声をあげる
アリババ「えっっ！！？」
A「そんな事したら、この迷宮の
主に怒られてしまうわ！」
アラジン「そうなのかい、おねいさん？」
A「えぇ。…アラジン、私のことは
名前で呼んでくれると嬉しい」
アラジン「わかったよ！A
おねいさん！！」
A「！？」
Aという愛称の一言に目を見開いた
脳裏にあのときの言葉が走馬灯のように
頭を駆け巡る
シンドバッド『Aか……。少し
長いな。Aはどうだ…？気に
言ったか？』
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作者名：ミネラル | 作成日時：2020年3月9日 16時
