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プロローグ ページ2
______ここは
とても静か………。
ただ、聞こえるのは自分が呼吸をして
いるか、又は……影を歩むように音もなく
静かに歩いている足音
Aがいる場所はオアシス都市
チーシャンに出現した迷宮
第七迷宮でその主である名はアモン
厳格と礼節のジン
出現してから約10年1ヵ月の年月が過ぎ
挑戦者・総死亡者数は約1万人
A「死亡者数が1万人……
第一迷宮の時も死亡者1万2000人
……
あれから10年が経ったけど……誰も
宝物庫まで辿り着いていない。
(ウーゴはいつかアラジンと共に垂れ目と
ひと房だけ角のように立った髪型が特徴
の金髪少年が訪れるって言っていたけど
……)遅すぎる！！！
………彼から離れて10年以上が経つ
シンドバッドは元気にしてるかな…？」
Aは浮遊魔法を使い、神杖に乗って
迷宮の周りをウロウロし浮遊していた
______私は彼の前から姿を消した………
初めて出会った時
『ずっと貴方のそばに居させてください！
シンドバッド！！』って
言っておきながら、運命に従って
私は、彼を………
シンドバッドを裏切ってしまった……
神杖に乗りながら膝を抱え、両膝の間に
顔をうずまく
A「貴方に……会いたい……
シンドバッド………貴方のそばに
居たい！」
Aの声は、今にも消え入りそうな
声でぽつんと言った
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作者名：ミネラル | 作成日時：2020年3月9日 16時
