BTS management

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しかし事件は突然起こった。


？「こっちに来ないで！」


そう大声で叫んだのは間違いなく








テヒョンさんだった。


カメラマンと話をしていた私は一旦テヒョンさんの元へむかった。



・

でも思っていたより状況は悲惨なものだった。



簡易テントみたいなところでメイクをしてたみたいなんだけど、


化粧品が落ちてたり倒れてたりでぐっちゃぐちゃ。


動揺してるメイクさん。


そして



泣いてるテヒョンさん。




え？もう何？って感じよね。

でもとりあえずテヒョンさんに話聞かなきゃ始まらないしね。



・

「テヒョンさん。」


そういって私が肩に触れたときだった。


体がビクッと揺れた。


そんなに強く触れてないんだけど…。



体は触らないほうがいいと思い私はテヒョンさんとなるべく目線を合わせようとしゃがんだ。



「テヒョンさん。どうしました？」


TＨ「ごめん。ごめん。ごめん。…。」


「いや、謝ってもらっても…。まず、何があったんですか？」


TＨ「…。」


えー。ここで黙るんかい。


「ここじゃ話しにくい感じですか？(ｺｿｯ」


TＨ「うん…。」


「分かりました。」


「すいません。今日元々体調も良くなかったんで少しだけ車で休ませてもいいですか？」


スタッフさんからの返事が返ってくるまえに私はテヒョンさんの手をひいて車に戻った。


・

「で、何があったんですか？」


TＨ「あの人…日本人だった。」


あ、まさかの反日的な感じですか？


「あ…日本人は苦手なんですか？」


TＨ「違う！…ただ日本人のスタッフと昔揉めたことがあって。」



これで全てつながった。


私が自己紹介をしたときにテヒョンさんだけ納得してない顔をしたこと。


テヒョンさんだけ専属でメイクさんがいたこと。


モカヌナっていうのは多分その日本人スタッフだ。


「そうなんですね。」


TＨ「うん…でも、ごめんなさい。撮影中断しちゃって。メイクさんにも迷惑かけたし。」


「いえいえ。」


TＨ「あいつとは違うって。…でもやっぱり意識しちゃってて。」



まだ止まらない涙を拭おうとしたけど手が途中でとまった。


私だって日本人だ。


触られたくない。



けれどテヒョンさんはそれを感じとってか


TＨ「ごめんなさい。でもAのことは違うって分かるから。」









そういって私に抱きついた。



・

総合５位。


ありがとうございます。



ほんとに夢かなって心配になりました笑

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