BTS management

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ｳｨｰﾝ。


ドアが開く。


入ってきたのはやっぱりあの人たち。


だけど…









その空気は噂どうり最悪だった。

・

皆イヤホンしてて誰も喋らない。


いつもならうるさすぎて注意をうけるほどなのに。


「お疲れ様です。」


JU「お名前は。」


MK「BTSです。」


「BTS様ですね…本日は５番スタジオで２時50分からの撮影となります。」


JN「え？２時50分？」


JM「今日って３番スタジオのはずじゃ？」


MK「あ、ごめーん！予定伝え間違えてた！」



こいつ正気か？


あらあら、また口が滑りましたね。


どうもこいつのことになるとお口が…。


「もしかしてそのあとご予定はありましたか？」


NJ「はい…。本当は２時からって聞いてたんでそのあと３時45分からインタビューを入れてしまったんです。」


「…分かりました。少しお時間いただいてもよろしいでしょうか？」


NJ「あ、はい。」


私はすぐにプロデューサーに電話をした。


「あ、こちらフロントです。今日２時50分から撮影予定のBTS様なんですが収録時間を少しでも早めることは可能でしょうか？…はい。はい。了解です。ありがとうございます。」


「あの、２時20分からならOKだそうです。それでも大丈夫ですか？」


NJ「は、はい…。」


「ですが、メイクルームだけはどうしても空かないのでスタッフルームですることになりますがそれでよろしいでしょうか？」


NJ「大丈夫です…。ありがとうございます。」


「いえ、ではスタッフルームに案内いたします。」


さっきからおかしい。


気がつかれないように目立つような行動はしないと心に誓ったはずなのに。


あいつのミスのせいで皆さんが振り回されてるのを見たら私にも対抗心が生まれた。


しかも、気がついてた。





さっきからテヒョンさんがこっちを見ていること。

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