非平凡な日常【すとぷり】

日常16 ページ23

こ「いいんじゃない？お試しカップル」

『は？まじで言ってる？』

こ「まじだよ」

『んー、じゃあ仮ね仮。お兄ちゃんに電話してもいい？』

る「いいよー」

さ莉「え、やだ」

な「していいよ電話」

莉「え、だめ、やだ怖いじゃん！」

じ「いいの、しなさい」


ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ


『もっしもーしお兄ちゃん？』

キ「どーしたー？」

『あのねー、私付き合うことにした』

キ「･･･は？｣

『だーかーらー、付き合うことにした！』

キ「ドッキリ？｣

『あ･･･、今回は本当だよ』

キ「誰と？」

『えっとー青山湖論くんって知ってる？その子』

キ「は、お前のタイプあんなんだったの？」

『ディスるのやめてくれない？』

キ「今から行くわ」

『え、今から？』

キ「いる？ころん」

『ま、まぁいるけど、』

キ「じゃあ行くから。」

『はーい、じゃあね』

キ「おん。じゃ、」


莉「お兄ちゃんなんて？｣

『今から来るって』

莉さ「え･･･、まじで？」

こ「お兄さんどんな人なの？」

莉さ「怖い」

『優しいしいろんなことしてくれるし、最高のお兄ちゃんだよ』

こ「怖いの？」

『あー、元ヤンだけど今は違うよー』


ピンポーン


『多分お兄ちゃんだ、出るね』


『はーい、あ、お兄ちゃん、どうぞ』

キ「久しぶりA、元気か？｣

『元気元気！』


『こちらが、私のお兄ちゃん、佐倉清光です』

キ「どうもー、気軽にキヨって呼んでねー」

キ「で、どいつ？Aと付き合ってんの」

こ「ぼ、僕ですけど」

キ「あー、お前か、ちょっと来て」

こ「？はい」


キ「お前、Aのことちゃんと幸せにできんのか？覚悟できてんのか？」

こ「まぁ、」

キ「じゃあ、Aのいいところ100個」

こ「100個！？」

キ「無理なら別れろ」

こ「〜〜、えっと、まず可愛い、そして一緒にいて楽しい、優しい、声が天使、・・・(省略)・・・あとは、女子力高い」

キ「おー、まじで100個言ったわ。じゃあ最後」


キ「Aのどんなところ見ても、ずっと好きでいられるって証拠は？｣

こ「･･･ない、けど、ずっと好きでいます。幸せにします。」

キ「ん〜、合格だよ！お前相当だな。」

こ「！ありがとうございます！」

キ「でも、あいつ泣かせたら容赦しないかんな」

こ「･･･はい」

キ「あー、あとさ、俺、桜ヶ丘中学校の2-3の担任になったからよろしく｣

こ「(え、じゃあ毎日監視されてんの？まじかーーーーーーー！)」

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