騎士の国のお姫様【Knight A】２

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？｢あー♡ミルに96ちゃん！！あなたがAちゃんね！！天月から聞いてたけどもう想像の数億倍可愛いわ〜！…え、何この男ども｣


96猫｢ミカ様！？｣


ミカ｢Aちゃん、初めまして！！私ミルの姉のミカっていうのよろしくね！！女子同士仲良くしましょ｣


ミサ｢ミカ姉様、その歳でそのテンションキツくないんですか｣


ミカ｢ピッチピチの25歳ですぅ〜｣


ミカ、様。ミサのお姉さん！！すごい、挨拶しなきゃ。頑張って挨拶、王族さんだから、ちゃんと挨拶！！
頑張る、頑張れ私！！


あ｢はじ、めまして。騎士の国の王女、の、A、です。よろしく、です｣


ミカ｢え、鬼可愛い。何この子天使？｣


そうま｢えっと…俺KnightAのそうまです｣


ミカ｢Aちゃん♡こんな男どもやめてお姉さんと結婚しない？｣


そうま｢え、無視｣


96猫｢ミカ様はな、大の美少女好きで、男の人が嫌いでな〜。見合いも全部断って月の国に残っとるんよ。外交担当やね｣


ばぁう｢キャラ濃くね？｣


96猫｢もう1人のお姉さんのミコ様は北の大陸に嫁いどるんよ。めっちゃシスコンやったけど｣


あ｢北の大陸…｣


96猫｢北の大陸の赤の国の王と結婚しとるよ｣


あ｢王様！！じゃあ女王様だ！！｣


96猫｢そうやで〜、ほんま賢いなぁ！｣


ミカ｢やだ、Aちゃんもしかして合法ロリ！？そういうの大好き♡｣


ミサ｢辞めてくださいミカ姉様、A様はKnightAの婚約者です。それにこいつらいなかったら私がもらいます｣


ミカ｢え、最悪。ちょっと天月に頼んで私の妹にするわ｣


ミサ｢もうA様は海の国に仮の籍置いてますよ｣


ミカ｢あいつらね…！！締めてくるわ｣


96猫｢ミカ様落ち着いて！！｣


？｢ねぇ、待ってるんだけど｣


頭上から聞こえた声。ガチガチのまま見上げる。やっぱり天月様だ…。待っててくれてたのに待たせちゃってこっちまで来させてしまった…。

おろおろしてたらミカ様に抱きしめられた。

怖くないよとでも言うように頭を撫でてくれてる。気持ちいい。やっぱりミルのお姉さんだね、優しい。


ミカ｢天月！！こんな可愛い子を怖がらせるゴミだったなんて幻滅したわ｣


天月｢いやAちゃんには言ってないけど｣


ミカ｢でも怖がってるじゃない！！ね、ミル｣


ミサ｢ほんと信じられないですね｣


96猫｢1回頭に氷水被ればええねん｣


そうま｢あ、あはは…すみません｣


天月｢いやいいよ。いいけど、妹たちが辛辣で辛い！！｣

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