繋がりたくないんですけど？【Knight A】 (ページ12)

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あ・ゆゆ・なち「「「うま～～～～～～～」」」

あ「いやこの店当たりにもほどがあるわ」

ゆゆ「このうまさ、しかもバイキングで、このお値段！！」

なち「信じられないうまさ。これは手が止められない」

レストランは大当たりだった。うまうま。もうこれ半永久的に食べれる気さえする。
もう本当に最高すぎる。こんなんだから腹の肉が消えないんだよな。

あ「てかこれからどうする？」

ゆゆ「それ燃やすためのライター買いに行くんじゃないの？」

あ「…あ～、そうだったわ。燃やさなきゃね」

ゆゆ「どしたの、その歯切れ悪い感じ」

あ「なんかさ、連絡先もらうの2回目じゃん。なんかね、なんか、燃やすの、複雑」

なち「追加しちまえよ」

あ「でもそれは繋がりたくない私の意志に反するからなあ～」

ゆゆ「そもそも論だけどさ、ばぁうがダメなんじゃね」

あ「え？」

ゆゆ「連絡先絶対に追加するって勝手に考えて勝手に執着してるんでしょ？おかしいでしょ。事実Aが追加しなかったのに絶対に追加するって考えてるじゃん」

あ「それもそうか」

なち「じゃあさ、ほら、そのメモ燃やしてばぁうのDMにもみじちゃんの電話番号投げてみなよ。こっちがばぁうくんと同じ行動すりゃいいじゃん」

あ「何それ(笑)自分の連絡先投げてるリスナーなんて山ほどいるから相手にされないよ」

なち「だからこそ、相手にされたらクズ男よりは少しはマシってことじゃない？」

あ「マシになるの、それ(笑)」

けらけら笑いながらお店を出て、予定通りコンビニでライターと飲み物買って、連絡先が書かれたメモを燃やした。そしてばぁうくんのDMを開いて、電話番号だけを送信した。ほかは送らなかった。

お前はこれと同じことをしてるんだよ。それに気づけよ、クズ男。

まあそんなことを頭で思っていた。なんというか、ちょっと期待してる自分がいるのが憎い。

あ「まあ既読つくまでばぁうくん長いし。スカイツリー行こうよ」

ゆゆ「行くか～！！あ、あの店のことインスタにあげたらめっちゃ反応いい」

なち「そりゃいいに決まってるじゃん！！あの店最高すぎるって」

あ「東京観光なんてこういう機会じゃないとできないしね」

ゆゆ「ほんとならディズニー行きたかったんだけどね～」

なち「ライブ来てる時点でそんな金ないわ(笑)」

あ「ランダムで予算オーバーしたもん」

ゆゆ・なち「「それな～」」