繋がりたくないんですけど？【Knight A】 (ページ42)

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結構ボロボロな状態でサナさんの家にいるからこそ、関西へ逃げ帰ろうと考えていた。繋がりやら情報を人質にされてるやらあるけども距離さえ離れたら勝ち組。

考えてる事はみんな同じのようだ。サナさんと桜餅ちゃんは元から東京住みなので逃げれないが。

なち｢待って…やばい｣

あ｢どうした、新幹線のチケット落とした？｣

なち｢昨日着てた服、しゆんくんに洗濯されて、返してもらってない…｣

ゆゆ｢え、あ、私もだ｣

るあ｢あれ！？私もない…｣

あ｢待ってガチじゃん私もない｣

桜餅｢ことごとく関西組がやられましたね｣

サナ｢もう1泊させようとしてるのかシンプル返し忘れたのか｣

あ｢…服の1着や2着くれてやるわ。あいつのテリトリーに入りたくねえ｣

なち｢私も…。画面の向こうにいる方がいい。次行ったらまた…｣

サナ｢初めてがトラウマなりかけてんじゃん｣

ゆゆ｢いやいやいや、ゆきむらはシンプル返し忘れただけだろうし私は取りに行くよ｣

るあ｢私も返し忘れただけだと思う！私も忘れちゃってたし｣

桜餅｢るあちゃんは多分計算されてるから行かない方がいい｣

るあ｢優しかったけどなぁ…パジャマも貸してくれたんだよ｣

桜餅｢キスマ｣

るあ｢！！！｣

こうして私たちはとりあえずゆゆちゃんがゆきむらさんの家に行ってくるのを待つことになった。

〜ちなみに全員服忘れてるのわざと言ってない〜

ゆゆside

来ちゃったけど、出てくれるかな。ゆきむら気まぐれだし、どこか行っちゃってるかも。

ピンポーン！

ゆゆ｢あ、ゆきむら、あの、服忘れて｣

ゆきむら｢あー、そなの？洗濯機のなかにあると思うから探して〜｣

ゆゆ｢ありがとう！｣

ｶﾁｬｯ

ゆきむら｢ゆーっくり探していいからね｣

ゆゆ｢え、うん…？｣

ゆきむら｢せっかくだし飲み物くらい飲んでく？｣

ゆゆ｢え、それは、申し訳ないというか｣

ゆきむら｢昨日あんなに仲良くなったじゃん。ゆきむらのこと友達だと思ってさ〜｣

ゆゆ｢じゃあ、ちょっと、だけ？｣

ゆきむら｢もう帰るんでしょ？せっかく友達になれたのに離れるの寂しいな〜｣

ゆゆ｢まあ、関西住みなんで｣

ゆきむら｢もうちょいこっちいたりしない？｣

ゆゆ｢みんなと帰るから…｣

ゆきむら｢ゆゆちゃん、違うか、遊ちゃん。ねぇあと少しだけゆきむらと遊ばない？｣

ゆゆ｢え｣

ｶﾁｬｯて音なんだったんだろうね☆