繋がりたくないんですけど？【Knight A】 (ページ1)

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大好きな人のライブ。推し始めてやっと四年。
大好きな人の初ワンマンに参戦して、いつの間にかグループを組んでて、いつの間にかそのグループ繋がりで友人もできて。

久しぶりの握手会。ライブ終わりにやってくれた。並ぶのは大好きなばぁうくんの列。
私のこと覚えてるかな。覚えてないんだろうな。なんて言おうかな。

係員「次の方どうぞ～」

ばぁう「こんにちは～。あ、もみじちゃんじゃん。久しぶり～」

あ「覚えてくれてたんですね」

ばぁう「そりゃあ、初ワンマンからずっとライブ来てくれてるしDMもまめにくれるじゃん」

あ「うれしいです！ライブ、すっごくよかったです！！これからも大好きです！」

ばぁう「ありがとね～。ね、このあと時間ある？」

あ「あ、ないです。ネッ友ちゃんとご飯行くんで」

ばぁう「ネッ友ちゃんも一緒でいいから楽屋来ない？」

あ「ネッ友ちゃんとご飯食べ終わったら速攻新幹線なんで」

ばぁう「18時に裏口で待っててよ」

係員「お時間でーす」

あ「m(_ _"m)」

いや行くわけなかろうが。ネッ友ちゃん待たせてるんだが。
本当にあいつクズだから誰でもいいんだろうな。前も連絡先渡されたりしたっけ。ちゃんとシュレッターにかけたけども。

ほんっとうにこれだからクズは！！

？「いやゆきむら最高すぎか。マジ最高ほんと最高。覚えててくれてたんだが、え、神？」

あ「ゆゆちゃんあらぶりすぎ(笑)」

ゆゆ「ちょ、A！！あんたどうだった？ばぁうくんになんか言われた？」

あ「あ～いつも通り。でも覚えてくれてた。うれしかった」

ゆゆ「よかったじゃん！！今日何時まで大丈夫？」

あ「今日こっち泊まりだからいつでも！！」

ゆゆ「え、マジ？私もなんだが。泊まる場所決めてる？」

あ「決めてない。適当にラブホにでもいこうかなって。一人でも泊まれるらしいじゃん。しゆんくんも泊ったらしいし」

ゆゆ「私も決めてない～！！ラブホ女子会兼ヲタ活やろうぜ～！！」

あ「やろやろ！！開封してない缶バッジもあるし！！」

ゆゆ「Aノリよすぎ～。てかラブホ街とかワンチャンそまばぁういそうじゃね？(笑)」

あ「いるだろうね(笑)」

ゆゆ「てかとりあえずライブの感想いい合お！！」

木崎A、20歳。ネット上ではもみじ。大好きなのはばぁうくん。大嫌いなのはクズ男。
矛盾に矛盾を重ねたばぁう民。俗にいうファンチに近い。

今日も今日とて推しのクズムーブにはイラつきを隠せないのであった。