3 ページ3
頑張って噛み砕いて理解しようとするけど何度考えても原因はうちの妹にあるのは確かだが、なんか、私の脳が間違ってなかったら、私が借金背負うようにはめられた、みたいな。
急にヒーローへの不信感が募って、無意識に逃げようとドアの方向へ身体を向けようとする。でも抱きしめられているせいで1歩も動けない。
伊波｢どうしたのA？おうち帰りたいの？｣
小柳｢あれか、両親のこと思い出して悲しくなったか｣
あ｢いや、ちが…｣
小柳｢抱っこしてやるって、大丈夫、俺らが守るからさ。パニックになってんのか…。借金も心配しなくていいから。ずっとここにいて家政婦のお仕事してたらいいだけ｣
あ｢ぇ、まっ、｣
小柳｢あは、パニックなってんのかわい｣
抱き上げてくる小柳さん、優しげな瞳で頭を撫でてくる伊波さん、進んだ先にはリビングに繋がってると思わしきドア。脳内処理は全く追いついていない。パニックで涙が出そうだ。
ドアを開けた先には6人の男の人。私たちの生活を守ってくれている、ヒーロー。
伊波｢あ、一応言っとくね。僕たち8人でMECHATU-Aっていうヒーローグループ、こっちの4人がOrience、東のヒーロー。こっちの4人がDytica、西のヒーローだよ｣
あ｢……桐谷、A、です｣
小柳｢えら。偉すぎるわA。この状況でちゃんと自己紹介出来るのマジで偉い｣
？｢めちゃくちゃ拒否られる前提やったのにな〜｣
？｢普通に怯えてるだけじゃないですか？可哀想に｣
？｢おいで、今までよく頑張ったね｣
綺麗な、綺麗な男の人たち。それに似合わないみすぼらしい私。慈しむような瞳を向けられて、私はつい目を合わせないよう目線を下げてしまう。
｢おいで｣と声をかけてくれた優しげな人が私に近づいて優しく抱きしめてくれた。柔らかい爽やかな声。今のところこの人が1番まし。
赤城｢大丈夫大丈夫、Aはすごーく優しいいい子だね。急にこんな状況になって戸惑ってるのに暴れたりしないし叫んだりもしない、よく耐えてるね。でもね、もうここでは我慢しなくていいんだよ。言いたいこと言っていいし泣いてもいい。…………ごめんね、こんなやつの前で泣くのやだよね｣
必死に泣くのを耐える私を見て悲しげに笑う彼にどうしたらいいか余計に分からなくなった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1181人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のんはる(プロフ) - Mtさん» ありがとうございます！のんびり更新ではありますが是非楽しんでいただけると嬉しいです (4月2日 8時) (
レス) id: 938b37ffce (このIDを非表示/違反報告)
Mt(プロフ) - 好きです、応援してます！ (3月31日 22時) (レス) @page26 id: 65ec0c5cee (このIDを非表示/違反報告)
のんはる(プロフ) - ざらめさん» ひゃー！ありがとうございます！！現在教習所なうでそんなにハイペースで更新は出来ないと思うのですがちまちま書くのでのんびり見ていただけると嬉しいです！！ (2月8日 10時) (レス) id: 938b37ffce (このIDを非表示/違反報告)
ざらめ(プロフ) - ﾜ、ﾜｧ……とても好きﾃﾞｽ、文章の書き方とか、話の構成とかがとても好きﾃﾞｽ。更新無理なく頑張ってくだｻｲ。 (2月8日 6時) (レス) @page16 id: 4c9d646edb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のんあき x他1人 | 作成日時：2024年1月24日 16時
