46 ページ48
騒ぎが一段落したところで、ゆきむらさんはきちんとした客室に案内されていた。
私も少し暇していたところなので、ゆきむらさんの客室へと向かう。ミサも一緒なのだ！！
ゆきむら「…あ、二人とも。」
あ「ゆきむらさん！！大丈夫？疲れてない？いっぱい叫んでたし…。」
ゆきむら「あ〜大丈夫大丈夫。てか、今日二人に伝えることあったからこっち来たの忘れてたわ。」
ミサ「え、私もですか？」
ゆきむら「そう。なんかてるととまひとに聞いたら、Aちゃんが東の大陸に行きたいって言ってたって聞いて、うちの国のことも一段落したし二人の治療が終わったら旅行にでも行こうかと思って。」
ミサ「一段落、した？」
ゆきむら「それに関しては、二人に謝らないといけないけど、あとでミサさんにだけ言うわ。」
あ「私は聞いちゃダメな話？」
ゆきむら「いや、Aちゃんがショック受けるだろうから。」
あ「聞きたい、ショック受けることでも、みんなが知ってること私だけ知らないの嫌！！」
ゆきむら「はぁ…。じゃあ今言っていい？」
ミサ「…まさか！！」
ゆきむら「王族全員処刑した。ゆきむらたちが首落として燃やした。国も吸収合併し終わった。」
あ「え…。父上たち、反省してたんじゃ…。」
ゆきむら「二人の意見も聞きたかったけど、ごめん。」
あ「え、じゃあ、なんで話聞けてたの…？」
ゆきむら「無理やり、聞いてた。いろいろ、して。怖がられると思って言わなかった。」
旅行に行ける、東の大陸に行ける、そんな浮ついた気持から急にどん底に落とされた気分だった。
父上、母上、姉上のことは大嫌いで、いつも逃げ出したかったし、今もトラウマは消えないし、姉上にかけられた毒も抜けない。
そんな人たちが、こんなにあっさり死ぬとは思わなかった。それに、私、少しだけ、期待してた。良い人になって私に優しくしてくれる日が来るかもしれないって…。
あ「本当に死んじゃったの？」
ゆきむら「うん、ごめん。」
ミサ「私は、なんとも、思わないです。A様に嫌われたくなくて旅行を計画したんですね。」
ゆきむら「何だろ、せめての償い。言っても言わなくてもAちゃんに嫌な思いさせるから。」
ミサ「なら一層旅行を楽しまなきゃですね、A様。楽しいことで上書きしましょ。」
あ「…うん。」
ゆきむら「すぐ帰るから。旅行行くまでに心の整理してくれると嬉しい。」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 250人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のんはる(プロフ) - おひつじざ＠さん» ありがとうございます〜、こちらの界隈に生息してはいるのでまたネタが舞い降りてきたら書きますw 完全に作者がいなくなることは無いのでご心配なく！ (11月6日 21時) (
レス) id: 938b37ffce (このIDを非表示/違反報告)
おひつじざ＠ - とても泣けるような作品でした続きもぜひ書いてください (11月6日 18時) (レス) @page50 id: 630ede0b1b (このIDを非表示/違反報告)
のんあき(プロフ) - あらくさん» ありがとうございます！！ (2021年11月26日 21時) (レス) id: 5ee26f0f5c (このIDを非表示/違反報告)
あらく(プロフ) - 勿論これからも見ますよ〜 (2021年11月24日 21時) (レス) id: 1852ea6443 (このIDを非表示/違反報告)
のんあき(プロフ) - あらくさん» 素敵なお言葉ありがとうございます！模索しながらの更新ではありますが見ていただけると嬉しいです (2021年11月24日 21時) (レス) id: 5ee26f0f5c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のんあき x他1人 | 作成日時：2021年1月7日 19時
