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「今年のファン感って福澤いるんだっけ?」


清水「いる」


「まぁ、私は参加しないけどね」


清水「なんでだよ!!」


久原「Aさんも出ましょうよ〜!!」


選手が主役のファン感になんでスタッフの私が出るのよ。


「というかその日仕事かもしれないし」


清水・久原「えー!!」


たまにパナソニックのほかに病院で仕事をしている。


ちょうどファン感の日は仕事になるかもしれないのだ。


清水「よっしゃ西田いけー!」


第2セットを奪ったものの追い詰められている第4セット。


このセットを落とせばブラジルの金メダル、日本の4位が確定する。


逆にこのセットを取り、第5セットも取れば日本のメダルの可能性も少なくはない。


「…」


でも、オリンピック王者はそう簡単にとらせてくれないみたいだ。


「やっぱ、強いなぁ」


オリンピックでは確実にブラジルはメダルへの大きな壁になる。


笛の音がなりブラジルの選手たちが一気にコートに走っていくのを見る。


清水「来年は、勝つ」


「そのためにも、体の調整しないとね」


清水「それはAの腕にかかってるな」


「翼もVリーグで成長してもらわないと」


久原「任せてください」


そう話ながらみんなとハイタッチする。


確実に成長してるのは分かってる。


あとは、ほかのチームを越えられるかだ。

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作者名:Lal | 作成日時:2020年4月28日 12時

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