検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:29,539 hit

10 ページ11

私のグラスにある氷がカランとなった。


柳田「俺なら、Aさんのこと幸せにする自信あります」


「え…」


柳田の一言に思わずビックリしてしまった。


柳田「あ、いや、あの…」


なんで言った本人がビックリしてるの。


「…柳田、ありがと。でもその自信は本当に好きな人が出来たときのために…ね?」


柳田「……はい、」


「さ、どんどん飲もう。すみませーん!梅酒ひとつー!」


『幸せにする自信がある』


私はその言葉だけで十分だ。























(でも、もしそれがからかいとかじゃなくて本気だったら…?)

























そこまで考えたけどやっぱりやめた。


沙織聞いたよ、連絡来てるんだって?


A情報が早いようで


沙織からの連絡。


元カレのことに何度も相談にのってもらっていた。


結婚もそろそろということも話していたのに申し訳ない。


柳田「Aさん焼き鳥食べます?」


「食べる」


"これが最後のお願い。Aの都合のいいときでいい、もう一回だけ話したい"


(なにが最後のお願いよ…そんなこと今まで何度もいってきたじゃない)


柳田「Aさん?」


「なんでもない」


いろいろ考えている間に頼んでいた梅酒と焼き鳥が来ていた。

11→←9



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
129人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Lal | 作成日時:2020年4月28日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。