【HQ!!】黙れポンコツ【宮侑】.2

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「え、あ、いやこれはちゃうくて…」


さっきの威勢はどこに行ったんだというぐらい
めちゃくちゃ怯え出すにやがー先輩ら


顔色がどんどん悪くなっているのも、
漫画の世界以外で始めてみた




「は?その手、何が違うん

ちゃんと説明してもらわなきゃ、分からん」


「っ…」




北さんの殺気がこちらまで伝わってくる

侑と治喧嘩で説教してる時とは、比じゃない

北さん怒らせるのはやめようと思った
今日この頃




北さんが質問をしても黙り込む先輩達




「はあ…
人に言えん事なら最初からやるな

そうやって、
後輩傷付けるようやったら

今後一切男バレと関わんのは
辞めてもらうからな」


「それは…」



男バレと関わるなと言われた瞬間
この世の終わりのような顔をする


どんだけ男バレ好きなんだよ…


そんなことを考えてたら



『あ』




北さんに説教されてた先輩らは
私の横を通り、走ってどっかに消えてった


やってる事が小学二年生と同じで幼稚すぎる




北さんは、紳士だからそんな女子を追い回す事などはせず、少しため息をはいて私の前に立つ




「何もされてないか?」


『え、あぁ全然ピンピンしてます』


「そんなら良かった」



そう言い、北さんは少し笑う

この人感情あったんだ…





『それより、ありがとうございました』


スっと頭を下げる


「全然ええよ

それより、何で3年の所に来たん」


『えー…と』



そうだった、来た目的を忘れてた

だけど
少しこの状況だと言いづらい



すると、私の横にいて、
ずっと黙っていた角名が口を開く





「男バレのマネ入部希望するらしいですよ」





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