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連れてこられたのは、ラブコメではあるあるの場所、《屋上》＿＿
壁側に寄せられて、前には角名
逃げ場を完全に失う
連れてきたくせに、また何にも喋らない
そっちが黙ってるならこっちだって黙り通してやる、
そう意志を固め、ひたすら角名の目を見てる
ゆっくりと、角名の口が開く
「………なんで、遅れたの」
さっきの事を尋ねられているのは1番自分が分かっている。
『だから、言ったじゃん保健室だっ「嘘」』
「嘘でしょそれ。よく俺を騙せると思ったよね」
勝ち誇ったように見てくる
いや、まだ負けてない
『なんでそう思うの?
大体角名はトイレ行ってて、私と治の会話をしっかり聞いてた訳じゃないでしょ』
外見は平常心を装ってるけど、内心は心臓バクバク
いつバレるのか、とか不安で仕方がない
「まだ、シラを切るんだ
普通に考えておかしいでしょ。
Aが通ってきた廊下は保健室とは逆方向。
その逆方向に保健室の方へ行ける階段があるならまだしもね…
そもそも保健室って、別棟じゃなかったっけ?」
あー、終わった
それだけしか思わない
1番やばいところを突かれて、もう何も反論できない。
「甘いよねー、治なら通じたかもだけど
俺は無理があるよ」
『ほんとに…』
本当にそう思う
「それで、何があったの。
Aが意味もなく授業をサボらないのは知ってる。
何か問題事抱えてるなら言って」
女子の中でも結構背が高い私が少し見上げるぐらいの身長の角名は
少し屈んで、目線を私に合わせる
「A」
『なんでもない…』
ここで相談すればいいのかも知れないけど、本当に迷惑をかけたくない
それで、もし怪我とかに繋がったら本当に謝るどころじゃ済まないのは
私は知ってる
『本当に、なんでもないから…』
「は、ちょっと…」
隙をついて、角名の横をすり抜け、屋上を後にする
私が教室に戻ってから少しして、角名は戻ってきた。
HR前で、生徒が立ち歩き喋り声だらけだったから、怪しまれなかったのは不幸中の幸い
角名が席に座ったのを後ろから確認する
いつもの角名だったら、この後喋りかけてくるからなー…とか思ってるけど
何も喋りかけてこない
結局角名はその日から1週間話しかけてくる事はなくなった
寧ろ少し距離を置かれたようにも感じる＿
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白瀬(プロフ) - 奏さん» コメントありがとうございます！！いつも私が書いてるのに対して、めちゃくちゃ短かったので、読者の方が物足りないって思ってしまわないか、不安だったのですが、そういって頂いて、ほっとしています…笑。ハイキュー!!の新作も今書いているので楽しみにしてて下さい (2020年6月3日 9時) (
レス) id: 29052aa6a9 (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - 完結おめでとう御座います！とても面白かったです。新作の方も頑張って下さい！！ (2020年6月2日 19時) (レス) id: 437535ba93 (このIDを非表示/違反報告)
白瀬(プロフ) - 乳酸菌 チーズさん» コメントありがとうございます!!私もニヤニヤしながら、スナリン…えへへ、と呟きながら書いています(変態)もっとずっきゅんずっきゅんするように書いていけるように、努めさせてもらいます!!! (2020年5月25日 16時) (レス) id: 29052aa6a9 (このIDを非表示/違反報告)
白瀬(プロフ) - まこまこさん» 返信遅くなってすみません…。角名くん推しの方にハマって頂けたなら、めちゃくちゃ嬉しいです…!!!更新ペースゆっくりなんですが、楽しみにしていてください…っ!! (2020年5月25日 16時) (レス) id: 29052aa6a9 (このIDを非表示/違反報告)
乳酸菌 チーズ(プロフ) - あぁぁああぁ…ニヤニヤが止まらんッ！いつもキュンキュンしながら読ませてもらっています！更新頑張ってください！！ (2020年5月25日 16時) (レス) id: df6c59ac1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白瀬 | 作成日時：2020年5月17日 23時
