そのままの君でいて ページ8
【リクエスト】
『はい、終わり!!』
包帯を巻き終えた腕をそっと叩き、私は男に微笑んだ
「ありがとよ、嬢ちゃん!!」
『どういたしまして
はい、次!!』
チョッパーに教わったとおりに次々と来る男達を治療し、包帯を巻いていく
治療とはいえ、チョッパーの指示にしたがって薬を塗ったりする程度だが
この島で何が起こったのかはご想像におまかせしよう
説明すれば、長くなってしまうだろうから
『はい次どうぞ〜………ってサンジか』
「よろしくな、A嬢」
『はいはい。
んじゃそこ座って、チョッパーから貰った紙を私にちょうだい』
目の前に置かれた椅子に座るサンジをチラッと見て、サンジから渡された紙に目を移す
チョッパーの字で詳しく、治療方法が書かれてあった
『えっと……薬はこれと、これね。あとは包帯巻いときゃいいのね』
横の机に置かれた薬箱から薬瓶を取り出す
「A嬢は……怪我は無いのか？」
『無いわよ。どっかの誰かさんが無茶して守ってくれたみたいだからね!!』
皮肉げに言えば、そのどっかの誰かさん…サンジは苦笑した
『はぁ……薬塗りたいから上の服脱いで』
薬瓶を手に持ったままサンジが服を脱ぐのをまつ
サンジの細長い指がボタンにかけられスルッと来ていたシャツが地へと落ちた
『………』
日に焼けていない白い綺麗な肌
だけど、きちっと筋肉がついた、たくましい腕と体
自分とは違う男の体がそこにはあった
『どうしたんだ……？』
ハッとする
『ご、ごめん』
慌てたせいで、手から 薬瓶が落ちてしまった
『うわっ!!ほ、ほんとにごめん!!』
手から滑り落ちたビンはサンジの足の上に落ちると、サンジの黒いスボンを濡らしていく
『待ってて!!なにか拭くものを…
うわっ!!』
色気の無い声が出た
気づけば、サンジに強く腕を引かれ、サンジの膝の上に座らされていた
『サ、サンジ…？』
「あまり、かわいいことして欲しくないんだが…」
『ッ!!』
一気に顔が熱くなる
「ハハッ…顔が赤いぜ？A嬢？」
『う、うるさい!!しょうがないじゃん!!』
サンジから溢れる大人の色気にわけがわからず、恥ずかしくなった
背に回されたサンジの腕も
目の前でゆれる金髪も…
「で、なんで固まってたんだ？」
嘘をついたら許さない、とサンジの目が訴えてくる
『……その…サンジも男なんだなって思って…あと、私も鍛えようかな……って』
「って、おいおい。またどうして鍛えようなんて」
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ノア(プロフ) - 歌和月さん» ありがとうございます！ (2018年1月21日 21時) (
レス) id: 3d46bfde5a (このIDを非表示/違反報告)
歌和月(プロフ) - ほうじ茶さん» 時間がかかってしまいすいません。一人何個までと制限はないのでまた何かありましたらお願いします (2018年1月21日 20時) (レス) id: 89164110a3 (このIDを非表示/違反報告)
歌和月(プロフ) - ノアさん» 了解です！時間はかかりますが精一杯書かせてもらいます (2018年1月21日 20時) (レス) id: 89164110a3 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - いつも読まさせて頂いてます！本編でのルフィ、サンジ、ゾロが夢主に対して怒った所がすごく良かったです！もう1回ぐらい見たいです！お願いします！ (2018年1月16日 8時) (レス) id: 3d46bfde5a (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶(プロフ) - リクエストやっていただいてありごとうございます！期待どうりの内容でとても楽しく読ませていただきました！ (2018年1月3日 16時) (レス) id: d5dae34659 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌和月 | 作成日時：2017年6月14日 23時
