とある島 ページ43
頂上戦争から数日後
��偉大なる航路��後半��新世界��
心地の良い潮風と聞こえてくるカモメの鳴き声
島の中心に立てられた二つの墓をシャンクスは眩しそうに眺めた
「すまん、赤髪…なんと礼を言ったらいいか…」
横に立ったマルコの言葉にシャンクスは薄く笑みを浮かべ口を開く
「つまれねぇことを言うな…敵でも��白ひげ��は敬意を払うべき男さ…センゴクですらそうだった」
墓に刺さった剣にかけられたコートと結び付けられた海賊旗
それは時代の変わりを告げていた
「ーじゃおれ達はもう行く…」
「ああ…ありがとうよい」
マルコに声をかけシャンクスはきびすを返し墓の前に二手に分かれて整列した人々の間を通り船へと戻る
頭によぎるのは人から聞いたエースの最後とルフィのこと
船に戻ると船員たちが出航の準備をし始めた
「船医いわく…山は越えたそうだ。脈も安定してきてる」
「…そうか」
ベックマンの言葉にシャンクスは短く返事をした
頂上戦争が終わろうとしていたあの時、急に背後で姿を消したAを密かに探した
結局、シャンクスの船の影に力なく倒れているところを見つけたのだが状態は良くなかった
外傷は少ないながらも、固く目を閉ざし、脈も弱まってくる彼女に船医は寝る間も惜しんで治療に当たったのだが、たまに目を覚ますものの容態は悪化していく一方だった
そんな少女に船医は「まるで彼女本人が生きることを恐れ、逃げているようだ」と嘆いた
それほどあの時のことは、まだ10何年しか生きていない少女の心にはあまりにも残酷すぎたようだ
だが、今日か明日かと思われた命が再び火を灯し始めたのなら良い
「で、どうするんだ？」
「あいつが回復するまではこの船で面倒を見るつも………ん？」
ベックマンに答えながら、シャンクスはあることに気づいた
船奥が騒がしい
『シャンクス!!』
少女らしい高く透き通った声とともに甲板に現れる一人の少女
『シャンクス、お願いがあるの!!』
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歌和月(プロフ) - ていさん» 気づいてくれてありがとうございます！狙って書きましたw (2018年1月31日 15時) (
レス) id: 89164110a3 (このIDを非表示/違反報告)
てい - 「お頭！空から女の子が！」で吹きましたwww (2018年1月31日 15時) (レス) id: 8ed61312f2 (このIDを非表示/違反報告)
歌和月(プロフ) - 銀狼（オツキミ）さん» ありがとうございます!!こちらでもよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年5月10日 19時) (レス) id: d994606c43 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼（オツキミ）(プロフ) - 続編おめでとうございます！体調を崩されぬよう更新を頑張ってください！応援しています！ (2017年5月10日 16時) (レス) id: d387e140d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌和月 | 作成日時：2017年5月9日 22時
