落ちた先は ページ26
ここから本編です
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『無理無理無理!!やばいって!!絶対死ぬ!!』
なおも落ち続ける体とAを助けようと空を駆け下りる月海と凛海
この距離では絶対に間に合わない
『もう、どうしたら……あっ!!』
ひらめいたら即行動
扇子を取り出しパッと開く
『風よ、下より吹き上げろ！』
下から吹き上がる強い風
落ちる速度は下がった
下がったのだが
『やっぱりまだ落ちてるぅぅぅぅ!!』
下からは銃声や怒号が聞こえてくる
地面に近いのだろう
覚悟を決めてぎゅっと目をつぶった
ボフン
『………えっ？』
背中にあたった感触が地面の硬い感触ではなく、柔らかい…暖かい感触だった
「グララララ、軍艦の次は子供が降ってくるとはなぁ……」
頭上から聞こえる声にそっと目を開ける
大きな体に白い髪
そして白い髭
Aを受け止めてくれたのはこの男の大きな手のひらであったようだ
『あなた……白ひげって人？』
「白ひげってのぁおれのことだが？」
『やっぱり!!……ねぇルフィって麦わら帽子をかぶった人知らない？ここにいるはずなんだけど』
「そりゃあ、あいつのことか？」
白ひげの目線の先を見れば戦場の真ん中で暴れる麦わら帽子の少年
どう考えてもルフィにしか見えない
『やっぱりいた……ありがとう、白ひげのおじさん!!』
「おい、待て」
ルフィの元へと向かおうとすると白ひげに呼び止められた
『なに……？』
「おめぇみてぇなガキはとっとと家に帰った方がいいんじゃねぇか？」
『どいつもこいつも……
あのね、私は16歳!!ガキじゃないの!!
ていうか、あなたに一々決められる理由が分かんないわ!!
私だって海賊よ!?
自分の身ぐらい自分で守れるわよ!!』
シャンクスのように襟首をつかめないが怒鳴り睨みつける
「親父!!そいつ、��精霊の乙女��だよい」
青い炎をまとった男が白ひげへと言う
「最近海軍が目をつけてるやつがこのガキとはなぁ……おい、足引っ張るんじゃねぇぞ｣
『誰に言ってんの？私は私のやりたいようにする。つか、またガキって言ったでしょ』
大きくため息をつきながら背中に羽を生やし、白ひげの手のひらをとんっと軽く蹴って空に浮かぶ
下で「親父」と白ひげを心配そうに呼ぶ声が聞こえた
『あなたってさぁ……』
「なんだ？」
『みんなのお父さんなんだね!!』
ーーーーー
飛び去ったAの背を白ひげは見つめた
「マルコ…」
「なんだよい」
「あのガキも死なすんじゃねぇぞ」
「了解」
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歌和月(プロフ) - ていさん» 気づいてくれてありがとうございます！狙って書きましたw (2018年1月31日 15時) (
レス) id: 89164110a3 (このIDを非表示/違反報告)
てい - 「お頭！空から女の子が！」で吹きましたwww (2018年1月31日 15時) (レス) id: 8ed61312f2 (このIDを非表示/違反報告)
歌和月(プロフ) - 銀狼（オツキミ）さん» ありがとうございます!!こちらでもよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年5月10日 19時) (レス) id: d994606c43 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼（オツキミ）(プロフ) - 続編おめでとうございます！体調を崩されぬよう更新を頑張ってください！応援しています！ (2017年5月10日 16時) (レス) id: d387e140d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌和月 | 作成日時：2017年5月9日 22時
