その理由 ページ12
「とりあえず服があって良かったな、嬢ちゃん!!」
『私としては、なんで男しかいない船の中に女物の……しかも子供の服があるのか疑問でしか無いんだけどね………』
服を探しに行ってくれたヤソップが持ってきてくれたものはピンクの小花が描かれた、花柄の白いワンピースであった
Aの身長でぴったりだったのだからきっと子供用なのだろう
女の子らしいデザインのワンピースはすそが広がり可愛かった
思わず笑みがこぼれる
「喜んでくれて良かった。やっぱり物は置いておくものだなぁ」
Aを甲板へと案内しながらヤソップは笑う
「ほら、いたぜ？」
甲板へと出るとすぐにヤソップは中心を指さした
そこには部下と楽しそうに話すシャンクスの姿があった
その手にはAの記録本がある
『シャンクス!!!!』
「A!!もう起きて大丈夫なのか？って可愛い服着てんじゃねぇか｣
シャンクスの名を呼びながら駆け寄るAに気づくとシャンクスはAの着ていた服に目を止めた
『ヤソップが持ってきてくれたの!!』
「そうか。似合ってるぞ、それ。んで、何か用があるのが？」
『シャンクスに聞きたいことがあって………もしかしてシャンクスは今、海軍本部に向かってるの？』
シャンクスは一瞬驚いた表情を浮かべたがすぐさま真剣な顔つきへと変わっていった
「そうだと言えば？」
『私もそこに連れて行って!!!!エースの公開処刑があるんでしょ？お願い!!私も連れて行って!!』
はっきりとした答えはしなかったがきっと海軍本部へと向かうのだろう
「いいや……だめだ、お前は連れてけねぇ……」
だが、シャンクスの返事は冷たいものだった
『どうして!!?』
「海軍本部が戦場になることは分かりきってる。そんなところにお前みたいな��ガキ��を連れていけるわけないだろう……｣
『私は16歳よ……ガキじゃないわ……』
「ガキじゃねぇか」
カチンと頭にきた
シャンクスのシャツのえり首をつかみシャンクスの顔を自分の顔に近づけさせた
周りがざわめくがそんなこと今は気にしていられない
『その記録本を読んだなら私の能力を知ってるはずよ？もちろん悪魔の実の能力じゃない方よ？』
「あぁ……」
『なら、話しは早いわ。いい？私は予知夢を【みた】。四日間眠っていた間にね』
「…………」
『そこでみたのは戦場と悔しそうな顔をしたエース……そして』
シャンクスの目を睨むように見つめる
『戦場でエースを助けようとするルフィの姿よ!!!!』
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歌和月(プロフ) - ていさん» 気づいてくれてありがとうございます！狙って書きましたw (2018年1月31日 15時) (
レス) id: 89164110a3 (このIDを非表示/違反報告)
てい - 「お頭！空から女の子が！」で吹きましたwww (2018年1月31日 15時) (レス) id: 8ed61312f2 (このIDを非表示/違反報告)
歌和月(プロフ) - 銀狼（オツキミ）さん» ありがとうございます!!こちらでもよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年5月10日 19時) (レス) id: d994606c43 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼（オツキミ）(プロフ) - 続編おめでとうございます！体調を崩されぬよう更新を頑張ってください！応援しています！ (2017年5月10日 16時) (レス) id: d387e140d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌和月 | 作成日時：2017年5月9日 22時
