ぶつかった相手 ページ11
Aがドアを開け外に出た瞬間
『わっ!!!!』
ドアの左横にいた人物にぶつかり尻もちをついてしまった
『いたた……あっぶつかってごめんなさ……………ウソップ!!？』
痛む尻をさすりながら顔を上げぶつかった人物を見上げるとウソップそっくりな人物がそこにいた
あの特徴的な長鼻ではなく若くもない
それでもウソップを思い出すほどそっくりであった
「ヤソップさん!!!!」
おかゆを持ってきてくれた男がAの後でその人物の名を呼んだ
「お嬢ちゃんの目が覚めたって聞いたから様子を見に来たんだが……悪かったな。ぶつかっちまって」
そう言いながらヤソップと呼ばれた男はAに手を差し出した
その手をとり、立ち上がりながらあらためてヤソップを見る
名前といい雰囲気といいやはりウソップに似ていた
『こちらこそ急に飛び出しちゃってごめんなさい……えっと変なこと聞くんだけど……ウソップって人知ってる？』
「あぁ知ってるぞ!!なにしろおれの息子だからな!!」
Aは目を見張った
父親は海賊だとなんとなく聞いていたが、まさかこんなところで出会うとは……
「んで部屋から飛び出すなんてなんかあったのか？」
『あっ!!そうだ、私シャンクスに話があるの!!ねぇシャンクスはどこ？』
「まずは落ち着け。お頭のとこには俺が連れてってやるからよ」
『ほんと!!?ありがとう!!!!』
知らない船の中、一人でシャンクスを探しだす自信がなかったのだ
とてもありがたい
早くシャンクスに話たいと部屋を出ようとした時、ヤソップに腕をつかまれ歩みを停められる
『…………なに？』
「いや……その……急ぎたいのは分かったが……その格好で外に出るのはやめといた方がいいと思うぞ？」
そう言われて自分の姿を見た
着ているのは下着とその上に誰かが着せてくれたであろうぶかぶかの白い長袖のシャツ一枚
シャンクスたちが来た時も、男がおかゆを持ってきてくれた時も下半身には毛布をかけていたので気づかなかったが、シャツは下着が隠れる程度の長さしか無かった
『これはまずいよね………？』
言いながらちらりと後ろの男を振り向けば、顔を真っ赤にし首を大きく縦に何度もふっていた
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歌和月(プロフ) - ていさん» 気づいてくれてありがとうございます！狙って書きましたw (2018年1月31日 15時) (
レス) id: 89164110a3 (このIDを非表示/違反報告)
てい - 「お頭！空から女の子が！」で吹きましたwww (2018年1月31日 15時) (レス) id: 8ed61312f2 (このIDを非表示/違反報告)
歌和月(プロフ) - 銀狼（オツキミ）さん» ありがとうございます!!こちらでもよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年5月10日 19時) (レス) id: d994606c43 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼（オツキミ）(プロフ) - 続編おめでとうございます！体調を崩されぬよう更新を頑張ってください！応援しています！ (2017年5月10日 16時) (レス) id: d387e140d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌和月 | 作成日時：2017年5月9日 22時
