空飛ぶ魚！？ ページ10
ブルックの奏でる音とともに船は進む
Aが曲に耳を傾けながら何気なく進行方向に目を向けたその時
『!!!!?』
はっきりと分からない【なにか】を見つける
ーーあれは……？
「うわ来た!!『トビウオライダーズ』｣
「どこに！？何も見えねぇぞ!!?」
パッパグの言葉に皆はすぐさま船頭にむかい海を見るがそこには何も無い
それもそのはず
「違うよ!!海じゃなくて!!空!!!」
ケイミーが指を指したそこには巨大なトビウオのような魚が空を飛んでいた
『危な………!!』
急な攻撃にAは体制を崩してしまう
「A嬢、大丈夫か！？」
『ッ………大丈夫!!』
「クソが!!可憐で
『サンジ!!ほんとに大丈夫だから』
今にも空へ飛び出してしまいそうなサンジを止めつつAは腰紐にさしてあった扇子を手に取ると口元へと寄せた
『仕返しなら……自分でもできる!!』
そう言いながらAは歳に似合わぬ黒い笑みを浮かべたのだった
ーーーーー
「トビウオ………どっか行った」
「明らかに攻撃態勢をとってたがな」
「何か通信が入ってた見たいよ」
『…………チッ』
「あら、どうかしたの？さっきから機嫌悪いわね、A」
ナミの横に立ち、黙って話を聞いていたAの舌打ちに気づいたロビンがAへと目を向ける
「あぁそれがよ、ロビンちゃん……A嬢はあいつらを倒すつもりだったみてぇなんだが｣
『何で逃げたわけ!?ほんと訳わかんない！』
「あら」
『だって聞いてよ、ロビン姉さん!!あいつら私を転ばしたのよ!?』
「おめぇが驚いて勝手に転けただけだろうが」
『うるさい!!ゾロは黙ってて!!』
「んだと！？」
「こら、やめなさい二人とも!!にしても珍しいわね。Aがこんなに怒るなんて｣
ナミに止められAはゾロから視線を外すと腕を組みまた口を開く
『だって……ほんとに驚いちゃったんだもん……それで転けるなんて……恥ずかしすぎる……』
語尾に近づくにつれ、だんだんAの声が小さくなっていく
目に見えてシュンとするAにゾロはやれやれと言うかのようにため息を吐いた
「なら、次やり返せばいい話だろう……今から行く所はそいつらのアジトだ。お前のことだ、そいつらの顔を覚えてんだろ？」
『やだ……ゾロ、頭いい……』
「腹立つな、お前は!!!!」
機嫌を直したのかクスクスと笑うAにゾロはまたため息を吐いたのだった
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歌和月(プロフ) - 銀狼（オツキミ）さん» ありがとうございます!!!!第二章に突入するのでそちらもよろしくお願いします!!!!少しでも面白いと思ってもらえるよう頑張ります!!!! (2017年5月7日 20時) (
レス) id: d994606c43 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼（オツキミ）(プロフ) - とても素晴らしい作品ですね！これからも頑張ってください！応援してます！ (2017年5月7日 19時) (レス) id: ab1a0c9432 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌和月 | 作成日時：2017年4月15日 14時
