ごめん ページ45
スリラーバークで少女が一人、ゾロのように消されて二度と帰って来なかったのを見たことがあった
『あぁもう!!何がどうなってるの!!』
くまはウソップを攻撃しようとしたパシフィスタまで消した
味方では無かったということか
「とにかく全員、ここから逃げろ!!!後は助かってから考えろ!!!」
ルフィの声にとりあえずAは逃げる
ブルック、ウソップ、サンジまでもがくまにより消えていった
『月海、止まって!!』
これ以上、仲間を消されたくない
Aは扇子をとり精霊を呼ぼうとした
だが、
『あっ……!!』
乗っていた月海が光へと戻りAは尻もちをついてしまう
体力がつきたのだ
もう立ち上がる体力すらない
『こんな時にっ!!!!』
悔しさのあまり地面を殴る
そうこうしているうちに次々と仲間が消えていく
『フランキー……ナミ……チョッパー……ロビン姉さん……くそっ…動けよ……動いてよ!!!!!!』
叫んでも足を叩いても己の体は力を失くし動かない
ルフィなどもうボロボロだ
「A!!!!｣
動けないAにルフィは走りより腕を引く
「お前だけでも逃げろ!!!!」
ルフィの必死な顔にAは泣きそうな顔で返した
『ごめん…ルフィ…もう…立てないやっ……!!』
目の前にくまがあらわれる
ーー瞬間移動か……!!
己を見下ろす黒い巨体
『ルフィ……ごめん!!』
「おい、A!!!!?｣
僅かに残る力で腕をつかむルフィの手を払いのけ遠くへと突き飛ばした
「お前も……己を犠牲にするのか……」
息の上がるAにくまは言う
『ゾロと……一緒だって言いたいの……？』
無表情のくまの顔からは感情が読み取れない
「………いい仲間を持っているな」
『……!!?…………羨ましいでしょ？』
Aに聞こえるか聞こえないかぐらいのつぶやきに一瞬は驚いたがAは満面の…どこか挑発するような笑みを浮かべた
「旅行するなら……どこへ行きたい……？」
『ふふっ…夢と同じこと言うのね……決まってるでしょ？……ルフィにまた会えるところよ!!!!』
「…………そうか」
くまの手が近づくなかルフィのAを呼ぶ叫び声とこちらへ向かってくる姿が見えた
ーー海賊王になる男がなんて顔してるのよ……
消えいく意識にAはただ静かに目を閉じたのだった
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歌和月(プロフ) - 銀狼（オツキミ）さん» ありがとうございます!!!!第二章に突入するのでそちらもよろしくお願いします!!!!少しでも面白いと思ってもらえるよう頑張ります!!!! (2017年5月7日 20時) (
レス) id: d994606c43 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼（オツキミ）(プロフ) - とても素晴らしい作品ですね！これからも頑張ってください！応援してます！ (2017年5月7日 19時) (レス) id: ab1a0c9432 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌和月 | 作成日時：2017年4月15日 14時
