お、おじいちゃん ページ40
「10年ほど前にガイアからその写真と手紙が送られてきてな…ミーシャと結婚し少女を拾って養女にしたと書かれてあるのを見た時は驚いたものだよ」
懐かしそうに語りながらレイリーは笑う
「それから毎年、嫁さん自慢と娘自慢の手紙が送られてきていたが……2人とも亡くなったと知らせが来た時は手から何かがこぼれ落ちる気がしたものだ…｣
レイリーの顔に影が宿る
『…父さんが手紙を出していた人たちには簡単な知らせを送ったけどその中にあなたも入っていたのね……ごめんなさい…あの時の私は気がしっかりしてなかったから、ほんとに簡単な知らせしかできなかったわ』
「いや、いいんだ。知らせてくれただけでも嬉しかったよ。私にとってキミは……孫のようなものだったからね。すぐに駆けつけてやりたかった」
『私が……？』
Aを見つめるレイリーの目がはじめて名を呼ばれた時の目となった
あの、孫を見るような優しい目に
「キミの成長はガイアの手紙で見てきた…シャンクスたちと同じ年齢だったガイアの娘だ。私としては孫のようなものだよ。どうだね……いつまでもあなたとよそよそしい呼び方では無くおじいちゃんと呼んでみるのは」
何を言い出したかと思えばAは思わず口を開け固まってしまった
仲間たちの戸惑う気配を後ろからも感じる
『お……おじいちゃん？』
断れそうに無い雰囲気に声を震わせながらためしに呼んでみるとレイリーはぱっと顔を輝かせた
顔の熱が一気に上がったのをAは感じた
『やっ、やっぱり恥ずかしい!!レ、レイリーでいいでしょ？いいよね？』
「ははっ、まぁ呼び方はなんでもかまわんさ」
顔を両手でおおったままAは大きくため息を吐いた
思ったよりも恥ずかしい
「さて、状況も状況。船のコーティングの依頼だったな。私も今の本職を果たすとしよう……」
本題へと話が戻る
コーティングの金は高いらしいがハチの友人であることから金は取られないらしい
「レイリーさん……質問が……!!」
無料でやってくれる事に一味が喜ぶなか、ロビンは立ち上がりレイリーに声をかけた
「��Dの意志��って……一体、何…？」
その問に明らかにレイリーの空気が変わる
「空島で見た��
「………………ああ、知っている」
「!!!!?」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 129人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
歌和月(プロフ) - 銀狼（オツキミ）さん» ありがとうございます!!!!第二章に突入するのでそちらもよろしくお願いします!!!!少しでも面白いと思ってもらえるよう頑張ります!!!! (2017年5月7日 20時) (
レス) id: d994606c43 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼（オツキミ）(プロフ) - とても素晴らしい作品ですね！これからも頑張ってください！応援してます！ (2017年5月7日 19時) (レス) id: ab1a0c9432 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：歌和月 | 作成日時：2017年4月15日 14時
