トビウオライダーズのアジト3 ページ13
ヴオオオオオオ!!
アジトの中心から獣の雄叫びが聞こえる
『ルフィ!!何がおこってるの！？』
獣の雄叫びが聞こえる建物から出てきたルフィにAは尋ねる
「仮面のやつと牛!!」
『牛！？』
逃げ出すルフィ
その意味を次の瞬間理解することになった
「何だよ！何か出たぞ！」
叫ぶウソップと同じ方向を見てAは目を見開いた
『大きい………!!』
大きい黒い牛に乗った鉄仮面の男が自分のアジトを踏み潰しながら現れる
「おれは好きでこんな人攫い家業やってんじゃねぇんだよ!!よく分かってるよなぁおめェら……!!!」
「勿論ですヘッド!!!!」
「めでてェ日だ、今日は……!!殺したくて殺したくて、夢にまで見たその男が………!!」
突然鉄仮面の男が語り出した
「今俺の目の前にいる…!!ありがてェ…神様ってのァいるんだなァ………!!ある日突然おれを地獄のどん底へと突き落としやがったその男!!」
ーー……何の話？
「アイツこっち見て喋ってねェか？」
ウソップの言葉にAは軽くうなずく
「…おれは今日ここで…!!たとえ刺し違えようとも…必ずお前を殺す!!!」
船に向かって叫ぶ鉄仮面にAは首をかしげた
『サンジ、誰のこと言ってるか分かる？』
「ん？あぁ俺が分かるわけないだろう、A嬢｣
「海賊"黒足のサンジ"!!!!｣
『サンジの事じゃん!!!!』
思わずのことにAは大げさにツッコンでしまう
「会いたかったぬらべっちゃ！」
ーーうわっすごいなまり……えっ……なまり……？
嫌な予感を振り切るように横を見るとサンジたちが必死に原因を探していた
「すっとボケてんじゃねぇ！ごく最近の話だ!!!!」
「！？」
黒いモリが鉄仮面の怒鳴り声とともに飛んでくる
「………待て!!このモリ様子が変だぞ！」
ウソップの横に刺さったモリが煙をあげる
「俺の怒りの程を知れ！」
サソリの毒が塗られているらしいモリが次々と船に 突き刺さりAは羽を生やすとルフィの横へと避難した
『何がどうなってんのよ！』
船では心当たりの思いつかないサンジが頭を抱えているのが見える
「おれ……あの仮面の下見た…!!」
「本当か！？何者だよ」
ルフィの言葉にゾロが驚きを見せた
「今見せる!!驚くなよ!?お前も知った顔だぞ。もちろんAも!!｣
「おれも!?」
『私もなの!?』
驚きの声をあげるゾロとAをほっといてルフィは鉄仮面の男に蹴りを入れる
「デュバル様の…鉄仮面が!!!」
転がる鉄仮面の音がAの耳に届くのを感じた
トビウオライダーズのアジト4→←トビウオライダーズのアジト2
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 129人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
歌和月(プロフ) - 銀狼（オツキミ）さん» ありがとうございます!!!!第二章に突入するのでそちらもよろしくお願いします!!!!少しでも面白いと思ってもらえるよう頑張ります!!!! (2017年5月7日 20時) (
レス) id: d994606c43 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼（オツキミ）(プロフ) - とても素晴らしい作品ですね！これからも頑張ってください！応援してます！ (2017年5月7日 19時) (レス) id: ab1a0c9432 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：歌和月 | 作成日時：2017年4月15日 14時
