トビウオライダーズのアジト ページ11
「着いたぞ!!アレだな!!」
やっとついたアジトは輪のような形をしており島には見えなかった
海に無理やり建てた居住区なのだろう
「はっちん無事なの!?」
ケイミーとパッパグが叫ぶが返事はない
それどころか人の気配すらしない
ーー……あっ檻
アジトの真ん中に鳥籠のような檻が置かれてあることに気づく
「はっちん、真っ黒け!!!どうしたの!?」
檻の中にいる真っ黒けの人物を見てケイミーたちは騒ぎ出す
どうやら本当は真っ黒けでは無いらしい
それにしても……
「……やっぱ聞いた声にあの珍しいシルエット……おいナミどうだ」
「う〜ん……怪しいって言うかほぼ……Aはどう思う……？｣
『ゾロとナミの予想は合ってると思う……あいつの話し方と同じだし……』
「聞いてみよう」
サンジが真相を確かめるために檻に向かって大声をだした
「おい!!アーロンは元気かァ!!?」
「ニュ〜!?あぁ!!アーロンさん!?あの人もチュウもクロオビもみんな海軍に掴まったままよ!!俺一人で脱獄してきて今、昔からの夢だったたこ焼き屋やってんだけど」
当たりが一瞬静寂に包まれ……
「しまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
｢｢｢｢おめェか、やっぱりぃぃぃぃっ!!!!｣｣｣｣
嫌な予感というものはどうしてこうも当たるのか
後ろではウソップがナミの事情を知らないロビンたちにナミの故郷の事を説明していた
『めんどくさいことになったなぁ………』
Aはもめ出すケイミーたちを見て軽くため息をついた
ルフィたちが慌てるのも無理はない
今、檻の中にいるのはナミの故郷を支配していたアーロン一味の幹部の一人、タコの魚人のハチなのだから
いくらケイミーの友達とはいえ、それを知るこちらからすればハチの救出は気が進まない
「はっちん!!見捨てないよ!!」
「待ってろハチィ!!!」
渋るナミたちに痺れを切らしたケイミーとパッパグが海に飛び込みハチを助けに行く
だが、案の定捕まってしまった
「…にゃろぉ!!ケイミーちゃんに罪はねぇ!!彼女だけは助けるぞ」
「待ってサンジ君。いいわ!!ハチも解放しましょ」
『いいの？ナミ……』
「いいのよ、A。ハチは大丈夫!!実は無害な奴だから!!…だってこれじゃケイミーとの約束が違うもんね!!｣
それに了承したルフィがケイミーたちを助け出す
この際、ルフィの目がタコ焼きだったことは無視だ
「野郎共!!!戦闘だァ!!!!」
ルフィの言葉に合わせ、それぞれが戦闘態勢に入る中、Aも扇子に力をいれたのだった
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歌和月(プロフ) - 銀狼（オツキミ）さん» ありがとうございます!!!!第二章に突入するのでそちらもよろしくお願いします!!!!少しでも面白いと思ってもらえるよう頑張ります!!!! (2017年5月7日 20時) (
レス) id: d994606c43 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼（オツキミ）(プロフ) - とても素晴らしい作品ですね！これからも頑張ってください！応援してます！ (2017年5月7日 19時) (レス) id: ab1a0c9432 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌和月 | 作成日時：2017年4月15日 14時
