騒がしい昼間3 ページ5
「何してんだ、おめぇ？」
いつから横にいたのかルフィがタルト片手に覗き込んでくる
「ルフィ、タルト貰えたのね｣
「ん？あぁ、やっぱりサンジの作ったもんはうめぇな!!んで、何してんだ？」
「記録を書いてんのよ。スリラーバークで起こったこと覚えてるうちに書かなきゃね、それにもう全部【みた】もの｣
「よし、任せたぞA」
「はーいよ。未来の海賊王の記録はちゃんと書かなきゃね！｣
ルフィと顔を見せ合い、にししとお互いに笑い合う
スリラーバークから離れて二日ほどすぎた
忘れぬうちに書かねば正確な出来事が書けない
「おーいA、記録書くなら俺をかっこよく書いてくれよな！｣
「あ、俺も俺も!!」
ルフィとAの会話を聞いてウソップが会話に入り俺もとチョッパーも近寄ってくる
「アホか！私は事実しか書かないのよ？ウソは書けるわけないじゃん、ウソップじゃあるめぇし｣
「なんだと、A！俺は偉大なる海の戦士となる男!!そんな俺が嘘なんざ「はいはい」
「って話を聞け!!」
語り始めるウソップの話をてきとうに切る
語り始めたら長いし今は聞く気分ではない
「まぁ私に任せなさいって。私は【みた】ものを事実通りに書くけれど文章の工夫一つでつまらない物語だって喜劇にも悲劇にもなる｣
甲板にいる一人一人を見渡してAはそれにと続ける
「私が乗った船だ。かっこ悪い人なんていない。だから安心しなってウソップ！」
にっと笑ってまた見渡せば固まった仲間たちの姿が目に入り、それが徐々に動き出したかと思えば、笑い声が一人また一人と聞こえてくる
「そうだな、俺が悪かったA」
「そうだぞ、ウソップ！俺の記録士に文句つけるな」
「文句つけたわけじゃねぇぞ、ルフィ！」
「いや、いつからあんたの記録士になったのよ、ルフィ。私は麦わら海賊団の記録士よ。あんた専用じゃないわ」
どっとわき起こる笑い声にまた和やかな雰囲気となる
また騒ぎ始めるルフィたちから視線を外し記録本を見た
ウソップの後に海賊団に入ってから書き始めた記録は分厚い本の半分を越してしまっていた
「ヨホホホ、Aさん、パンツ見せてもらっても「見せるかぁ!!」
Aの前をナミの拳が横切りブルックの顔へと命中する
「これは失礼」
「まったく、あんたもはっきり断りなさいA！毎回毎回苦笑いで終わらすんじゃないわよ｣
「ナミお姉さま顔が怖いっす…」
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歌和月(プロフ) - 緋翳さん» ありがとうございます^^*本編も含め頑張っていきます (2018年2月12日 17時) (
レス) id: 89164110a3 (このIDを非表示/違反報告)
緋翳 - 凄く面白いです！あぁ私も文章力欲しいです… これからも頑張ってください！ (2018年2月12日 17時) (レス) id: 03ab5a0e13 (このIDを非表示/違反報告)
わははのは - そうなのか！すみませんです！ (2017年7月22日 21時) (レス) id: 376a668e6c (このIDを非表示/違反報告)
歌和月(プロフ) - 祠妙さん» 感想ありがとうございます！また返信が遅れてしまいすいません(汗)かん…かな？のところは夢主が迷いながら発言したということでわざと平仮名なんです。分かりにくくてすいません(汗) (2017年6月27日 21時) (レス) id: cf7023feee (このIDを非表示/違反報告)
祠妙 - すごいんだお。あと、かん,,,かな？のところのかんがひらがななんだお (2017年6月15日 17時) (レス) id: 376a668e6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌和月 | 作成日時：2017年4月7日 16時
