騒がしい昼間2 ページ4
笑われても嫌な気はしないがむっと顔をしかめるとロビンはいつか読めるようになると本を手渡してくる
物語なら頑張って読もうとは思うがそうでない本はいつ読めるようになるか分からない
丁寧に断りながらも本をペラペラめくる
やはり難しいことばかりだ
世界のことなどいろいろ書かれてあり興味が無い訳では無い
ただ難しい用語ばかりで読んでも理解できる気がしない
「んナミさぁぁぁん!ロビンちゃぁぁぁぁん！Aじょぉぉぉぉう!!タルトができたよ♡｣
サンジが語尾に♡をつけながらタルトを持って現れる
タルトが食べたいと昨夜Aが言ったのを覚えていたのか甘い匂いを漂わせるタルトはとても美味しそうだ
いつの間にか準備されたテーブルと紅茶に頬を染めながら紅茶がはいるのを待つ
ナミも甲板へとおりてきてサンジが準備した椅子へと腰掛けた
テーブルには三つの皿とその上に綺麗に切り分けられたタルト、まだ紅茶の入っていないティーカップが並んでいる
「A嬢は紅茶がいいか？冷たいジュースも準備できるが？｣
「紅茶がいい」
猫舌なAを気遣ってくれているようだが今は紅茶が飲みたい気分だ
そうか、とサンジは白いティーカップに紅茶を注いでくれる
この船の中で一番年下のAはサンジからの扱いがロビンやナミと比べると少し違う
レディというより妹に対する扱いに近い
あまり男の人からお嬢様扱いをされた事の無いAにはそちらの方がありがたい
それに育った島での愛称であったA嬢と呼んでくれているためか男船員の中で一番懐いている
もちろん姉のような存在となったロビンやナミよりは下だが
「おい、クソコック。腹へった」
突如サンジの後ろからかかった声に、にやけていた顔が一気に鬼の形相へと変わり声の主へと振り返る
「てめぇは日光浴でもしてろ、クソマリモ!」
「んだと、てめぇ!!」
「ちょっとうるさいわよ、2人とも！」
いつも通り喧嘩しだすゾロとサンジ
それを止めるナミ
程よい甘さのタルトを口に入れながらその様子をただ見つめる
口喧嘩する二人の後ろではルフィたちがサンジにおやつを要求していた
その光景が楽しくて眩しい
ロビンも同じことを考えているのか目を細めて微笑んでいた
「あ、忘れるところだった！」
食べ終わった皿を片しながら先ほど読んでいた本と違う本を手に取る
それは形こそ分厚い本に見えるが中身はノートと変わりない
せっかく机が置かれてあるのだ
使わないわけがない
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歌和月(プロフ) - 緋翳さん» ありがとうございます^^*本編も含め頑張っていきます (2018年2月12日 17時) (
レス) id: 89164110a3 (このIDを非表示/違反報告)
緋翳 - 凄く面白いです！あぁ私も文章力欲しいです… これからも頑張ってください！ (2018年2月12日 17時) (レス) id: 03ab5a0e13 (このIDを非表示/違反報告)
わははのは - そうなのか！すみませんです！ (2017年7月22日 21時) (レス) id: 376a668e6c (このIDを非表示/違反報告)
歌和月(プロフ) - 祠妙さん» 感想ありがとうございます！また返信が遅れてしまいすいません(汗)かん…かな？のところは夢主が迷いながら発言したということでわざと平仮名なんです。分かりにくくてすいません(汗) (2017年6月27日 21時) (レス) id: cf7023feee (このIDを非表示/違反報告)
祠妙 - すごいんだお。あと、かん,,,かな？のところのかんがひらがななんだお (2017年6月15日 17時) (レス) id: 376a668e6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌和月 | 作成日時：2017年4月7日 16時
