私の話をしよう7 ページ16
「あなた、海賊王になりたいの！？」
「おう、そうだ。俺の夢は海賊王になることなんだ」
市場に案内するうちに会話ははずみ今はAの家で夢を語りながら茶を飲んでいた
「お前はなんか夢ないのか？」
「私？私は……世界をこの目でみて記すことかな」
「世界を記す……？」
ルフィの困惑した声に軽く頷く
「父と母がいつも言ってたの。世界は広い、悪も正義も混雑した世界だって。だから私は世界を旅して旅の記録と私が見た世界を書きたいの」
「お前の夢もすごいじゃねぇか！ならお前、俺たちの仲間になれよ」
「私が……あなたたちの……？」
「ちょっ、ルフィ！あんたはまた誰彼構わず勧誘して!!Aが困ってるじゃない！｣
ナミがルフィの頭を叩きごめんねと誤ってくる
「え……あぁ大丈夫……ちょっと留守にしてもいい？あなたたちが来たから用事が途中になってたの。すぐ戻るから｣
「ええ、いいわよ。ここでのんびりしてるから」
「ありがとう。あ、ここから出ないでね。村長には私がついてるって条件で許可貰ったんだから｣
今日あったばかりの者に家を預けるのも気が引けたがとられて困るようなものは無い
ルフィたちにお菓子を出しておいて家を出るとまた墓地へと向かう
「急にどこかに行っちゃってごめんなさい。でも面白い人たちに出会ったのよ」
二人の眠る墓の前で座りながらルフィと言う名の面白い少年とその仲間に出会ったこと
夢の話をしたこと
仲間にならないかと誘われたこと
「今日あったばっかの人に仲間になろうだなんて言うのよ？ほんと面白いよね。でも……でもね、ちょっと良いなぁって思ったの……」
しだいに声が小さくなっていく
自分の思いを告げることは何と難しい事なのだろうか
「ねぇ、怒らないで聞いてね？私海に出たいの……父さんと母さんが話してくれたこの世界を自分の目でちゃんと。あの面白い人たちに誘われたのはチャンスだと思うの！私一人では行けないから」
「なんだ、やっぱりおめぇ俺たちと一緒に行きたいのか｣
「えぇ………………えぇっ！？ルフィ！？」
思わぬ声に思わず大声を出してしまう
ルフィは自分の家で待っているはずだ
なぜここに
「あぁ暇だったから出てきた」
ナミの苦労をここで知る
この人は人の話を聞かないのだろう
満面の笑みでこちらを見られたら怒る気も起きない
「これ、誰が眠ってるんだ？」
「……父と母の墓よ。一年前、この村を襲った海賊が持ってきた病で亡くなったの」
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歌和月(プロフ) - 緋翳さん» ありがとうございます^^*本編も含め頑張っていきます (2018年2月12日 17時) (
レス) id: 89164110a3 (このIDを非表示/違反報告)
緋翳 - 凄く面白いです！あぁ私も文章力欲しいです… これからも頑張ってください！ (2018年2月12日 17時) (レス) id: 03ab5a0e13 (このIDを非表示/違反報告)
わははのは - そうなのか！すみませんです！ (2017年7月22日 21時) (レス) id: 376a668e6c (このIDを非表示/違反報告)
歌和月(プロフ) - 祠妙さん» 感想ありがとうございます！また返信が遅れてしまいすいません(汗)かん…かな？のところは夢主が迷いながら発言したということでわざと平仮名なんです。分かりにくくてすいません(汗) (2017年6月27日 21時) (レス) id: cf7023feee (このIDを非表示/違反報告)
祠妙 - すごいんだお。あと、かん,,,かな？のところのかんがひらがななんだお (2017年6月15日 17時) (レス) id: 376a668e6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌和月 | 作成日時：2017年4月7日 16時
