子供みたいに ページ46
家に帰るとカズと美羽ちゃんはまだ帰っていなくて。
2人は仕事上のパートナーだけあって割と帰る時間は結構同じみたいで。
私と雅紀みたいなもんだろうか。
カズも美羽ちゃんとずっと一緒にいるなぁなんて感じているんだろうか。
雅紀：「ご飯なにしようかなぁ。」
キッチンに立って自分たちの冷蔵庫を見る雅紀。
見てると美羽ちゃんより雅紀の方がよくキッチンに立ってるみたい。好きなのかな？
そんな雅紀を横目で見ながら私は先にシャワーを終えて再びキッチンに行くと美味しそうなカレーができあがってた。
A：「わぁ美味しそう。」
雅紀：「食う？こないだの味噌汁のお礼。」
A：「いいの？」
雅紀：「いいよ。」
言いながら2枚分のお皿を取り出す雅紀。
雅紀：「…ニノはご飯作るの？」
A：「全然！私ばっかり。」
雅紀：「俺も(笑)美羽は料理あんまり得意じゃなくて。」
A：「まぁ嫌いじゃないからいいんだけど。」
雅紀：「俺も！ねぇ案なんだけど。」
A：「うん？」
雅紀：「別々に作るなんて不経済だし、交代で夕飯作らない？お金は後で割ってさ？」
A：「あ、いいかも！」
雅紀：「そしたら毎晩作らなくていいし！どっちかが外食な日はまぁ別々ってコトで。」
A：「だね？乗った！」
雅紀：「いよっしゃーー！」
A：「ついでに朝ご飯もどう？見た感じしっかり食べてるみたいだし…うちと変わんない。」
雅紀：「いいの？」
A：「うん！」
雅紀：「Aの味噌汁飲めるの？」
A：「飲める飲める(笑)。」
雅紀：「やぁったぁ！！」
子供みたいに喜ぶ雅紀。可愛くて思わず笑ってしまった。
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作者名：ゆい x他1人 | 作成日時：2018年5月18日 0時
