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言い訳 ページ39
洗面所に入って顔を洗って鏡を見ると。
A：「…っ、キャッ！！」
いつの間にか鏡越しにカズが立っていた。
A：「…な、なに？コーヒーは？！」
和也：「雅紀に任せてきた。あいつも好きだからな。」
A：「………。」
タオルを手の取るとクルリとカズに背を向けた。すると背中越し耳元にカズが唇を寄せる。
和也：「なんか怒ってんの？」
A：「………別に。」
和也：「なに？美羽のこと？」
A：「………だから別に………」
和也：「………。」
A：「………。」
しばらくの沈黙の後。
カズが私の首筋に舌を這わせるから思わず「ん、やっ！」って身をかがめた。
A：「なにするの？/////」
カズは洗面所の台に両手をついて私を見下げる。
和也：「言えよ。なんだよ。言わないともっと先までやるぞ？」
A：「な………っ、なによ！ウソつき！」
和也：「はぁ？」
わけわかんないって顔。
A：「………昨夜。」
和也：「ん？」
A：「カウンターで美羽ちゃんと話してた。」
和也：「………。」
A：「………。」
和也：「………で？」
A：「『で？』って…嘘ついたじゃん。眠りが浅かったんなん、ん！」
クイッと顎を掴まれカズの唇が被さってきた。
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作者名：ゆい x他1人 | 作成日時：2018年5月18日 0時
