それはやっぱり君でした【にのあい】 (ページ19)

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華奢な身体ページ19

シンク脇に押し付けられて、身体がグラリと傾く。

唇を割ってカズの舌が入って来て、え？なになに？戸惑いながらカズを受け止めた。

朝シタばっかじゃん。カズ今発情期？？

A：「ん…っ、ちょっとカズ、」

言いかけて。また塞がれる。つーかキッチンでなんか、エロくないか？

はぁっ…ってカズの吐息が漏れて。目が合って…

A：「………。」

和也：「…あいつがいい奴なのは分かった。」

A：「………は、」

和也：「でも『雅紀雅紀』って連呼するのやめて。」

A：「………あ、えっ、と………」

和也：「いくら友達でも同期でも男として見れなくても、だ。」

A：「………う、ううん。」

どもりながら返事。

和也：「………度を超えるヤキモチはカンベン。」

言ってチュッとまたキスされる。

A：「………。」

カンベンなんだ。

度を超えたんだ……。

和也：「ハイ、お仕置きー！」

A：「ええっ？ちょっとやだ！」

いきなりお姫様抱っこされてそんなに大きくない華奢なこの身体にどこにこんな力があるのか。

身軽に古い廊下を軋ませながら寝室に連れ込まれた。