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思わず口を噤む。
急に昨夜の和也のキスを思い出したから。
すると和也はスマホから私に視線を移すと色素の薄い瞳で見つめた。
A：「………。」
なんで？
なんでそんな目で見るの。
フイッと顔そ逸らすと、そのまま洗面所に向かう。
会社に行こう。これ以上あいつに付き合ってたら頭おかしくなる。
水で顔を思いっきり洗うと鏡に映ってる自分の顔を見た。
A：「………！」
その背後に和也が立っていてビクッと身体を硬直させる。
A：「…えっ？なに、」
びっくりして振り返るのと。
和也が私の背中に手を回すのと同時だった。
.
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和也：「………あのさぁ、」
目の前に。
昨夜キスした和也の、唇。
.
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和也：「ほんとにマジで見たくないんだけど。お前が他の男の前でオンナになるとこなんて。」
.
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作者名：＊まぁ＊ | 作成日時：2020年5月20日 15時
