* .。+*＊。.**+夜空の手紙* .。+*＊。.**..+ 2 (ページ2)

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雅紀くんの恋物語ページ2

和也：「………は？」

A：「とある都会に住む高校生の男の子には大好きな彼女がいました。」

和也：「なに言ってんの？お前。」

怪訝な顔をしてる和也を無視して私は喋り続ける。

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その彼女は小柄で可愛くて素直ないい子で。

料理が趣味なその男の子の作るご飯が大好きだった。

いつか、2人でお店を出せたらいいね？ってよく話してて。

まだ若い…ささやかな……2人の夢だった。

でも。

彼女はもともと心臓が弱くて…入退院を繰り返してて、学校も休みがちで。

その日は突然来たの。

発作で緊急入院した彼女に余命宣告が告げられた。

桜がまだ咲く前の…冬のことだった。

彼女が亡くなったのは次の年の春。

夜で病院の窓から見た空は満点の星でいっぱいだった。

その時彼女の両親から渡されたのは彼女からの手紙。

自分に残された時間が残り少ないと分かってた彼女は彼に手紙を書いた。

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いつか…

あなたとお店をやりたかったな。

生まれ変わって何処かでまたあなたと逢えたら…

可愛くて小さなカフェをやろう。

約束だよ？

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和也：「………」

和也はしばらく黙った後、静かに口を開いた。

和也：「………なんなの？なんかの、映画？………A？」

両手で顔を覆う。

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雅紀くんの切ない恋物語。