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いいオトコ ページ6
築30年の和風のこの家を私も和也も一目で気に入った。
地元が東京で就職してから家を出るために住むところを探していて。
1人でもともと暮らすために探していたのに、ここに決めたらいつの間にか和也も転がり込んでいた。
なんでも持ち主が海外に転勤になったらしく、もともと親の代でもらった思い出のたくさん詰まった家らしく、手放すこともできないから格安で貸し出しているらしい。
家賃は安い、6LDK、言うことないじゃないか。
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和也：「今日も朝から言ってたの？例のカフェ。」
A：「ん？まぁね。」
和也：「コロコロいろんなとこ徘徊してたAが珍しいよな、ひとつのとこそんな通うの。」
A：「徘徊…言い方ちがうよね。」
和也：「いいオトコでもいるかぁ〜？さては。」
A：「………。」
和也：「え？」
A：「まぁ…、」
和也：「マジな話？」
A：「ちょ！危ない、動くな！！」
切ってる最中なのに和也が振り仰ぐから思わずハサミを引っ込める。
ん？なに動揺してんだ、オマエ。
和也：「どこのオカマだよ？」
A：「なんでオカマ限定なの。」
和也：「お前みたいな男女、俺以外付き合えるはずないじゃん！オカマ以外。」
A：「ハゲにしてやろうか？ああ？」
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作者名：＊まぁ＊ | 作成日時：2020年2月8日 20時
