* .。+*＊。.**+夜空の手紙* .。+*＊。.**..+ (ページ22)

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和也のお粥ページ22

A：「いった………」

朝起きたら頭痛がヒドい。完全に2日酔い。

沙羅も結構飲んでたけどちゃんと出勤したかしら。

ああ、でもいいのか、親の会社だからいい加減でも(笑)

頭を抱えながら起き上がるとキッチンからなんだかホワホワいい香り。

キッチンに入ると人の気配はなくて、飲みかけの珈琲だけが少し冷めてカウンターの上に置かれていた。

デートかな。

あれでも彼女普通のOLって言ってなかったっけ。休みでも取ってくれたのかな？

和也の飲みかけの珈琲を一口もらう。

コンロの上に小さな土鍋があって中を見ると卵粥が一人分だけ残してあった。

A：「………。」

美容師だから普通の会社勤めの友達とは休みが合わなくて、大抵飲みにくのは日曜の夜。美容師仲間と。

和也も大抵そうで、付き合ってた頃はこうやってお互い2日酔いの月曜の朝はお粥作ってくれたなぁ。

私は朝が弱いからそれがすごく嬉しかった。

懐かしい、和也のお粥。

温めてソファーに持って行くとテレビをつける。

A：「和也、いただきます…」

テレビに映ってる和也にお礼を言ったその時だった。

ん？

は？？？

テレビを二度見。

え？なんで？？？？？

テレビ画面の中に和也がいる。