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むかしばなし ページ28

せんねんまえの

おはなしてす

あるところで

ひとりのじゅれいがうまれました

そのじゅれいは

ひとびとの“きおく”からうまれました

ひとびとが“きおく”を、

“いやだ”とおもったり、

“わすれたい”と

おもったときに

もれでたじゅりょくがあつまって

たんじょうしたのです

でも、まわりはじゅじゅつしでいっぱい

じゅじゅつしは

じゅれいをたおそうとしてきます

にんげんは

こどもがあぶないめにあったら

おとうさんやおかあさんが

たすけてくれます

だけど、じゅれいに

おとうさんやおかあさんはいません

じゅれいは

ひとりぼっちでした

だから

じゅじゅつしから

ひっしでにげました

にげて、にげて

ときには

じぶんのじゅつしきをつかって

にげました

そんなことをくりかえしつづけ

数年がたちました

呪霊は成長しました

呪術師におびえる必要はなくなり

自由に過ごすようになりました

のんびりすごしたり

人のきおくをのぞいたり

呪霊は力をつけていきました

知識も増えました

でも、解らないものがあります

“愛”ってなんですか?

呪霊はずっとひとりぼっちです

呪霊が視える人は、少ししかいません

しかも、全員が呪霊を怖がります

倒そうとしてくる人も

たくさんいました

だから解らないのです

“愛”ってなんですか?

“恋”ってなんですか?

一年が経ち、

十年、

百年、

千年が経ちました


ある日、呪霊は“恋”を知りました

大きな黒鬼

命を狩るもの

そんな敵に

凛々しく立ち向かっていく少女

“美しい”と感じました

手を伸ばしても

捕まえられない存在

手に入れられないと思っても

諦められない存在

でも少女は呪術師

呪霊を倒そうとするかもしれません

恋しいのに、相手は呪霊を敵としか思わない

そうなったら

耐えられないだろうと思いました

だから、むりやり諦めたのです

呪霊の旅は続きます


木造の校舎

山の中にひっそりと建っていました

廃校だと思い、入ります

物には全て、記憶が残っているからです

呪霊は、その記憶を見るのが好きでした

建物に入ると、あの少女が居ました

しかし、寝ているようでした

うなされています

原因は何かと思い、記憶を覗きました___


気づくと、口にしていました

「そんな記憶は俺が消してあげる」

少女は呪霊の手を取りました

頭に手をかざし、記憶を操ります

これで少女がうなされる事は無いでしょう

呪霊は安心して、その場を去りました

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かりりん - とても面白くて、続きが読みたいです! (1月17日 23時) (レス) @page28 id: 69be555326 (このIDを非表示/違反報告)
きょちゃちゃ - 続きみたい...更新楽しみ待ってます! (2022年12月12日 0時) (レス) @page28 id: a2b9d0ac16 (このIDを非表示/違反報告)
miz(プロフ) - 面白い!続き待ってます!!頑張ってください!! (2022年5月26日 23時) (レス) @page17 id: 3998133425 (このIDを非表示/違反報告)
ぱちゅ - オリフラ立ってるけど大丈夫?(語彙力 (2022年5月24日 20時) (レス) @page15 id: 144f371749 (このIDを非表示/違反報告)
Ruriyuri - とても面白いです!!応援します! (2022年5月23日 22時) (レス) @page14 id: 825b0bc841 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アルトリア | 作成日時:2022年5月16日 0時

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