検索窓
今日:19 hit、昨日:3 hit、合計:4,367 hit

子供8人 ページ9

貴方side

「えっと、そうじゃなくって……」

 モゴモゴとしていると、パッと虎杖が立った。

「あ、五条先生!」
(五条?!)

 どう考えてもあの五条だろう。

 嫌だ。会いたくない。凄く会いたくない。





「出張から帰って来たんですね」

 伏黒も振り返る。

「やぁ皆。そうそう。全くあの程度の任務僕にやらせるな、って」

 背筋をボキボキ鳴らしながら近付いて来る。

 待って私を殺しに掛かる準備運動にしか聞こえないんだが。





「あれ、その子誰ぇ?」



 私はキュッと虎杖の後ろへ回る。



 五条の六眼でよく見られたらお終いだ。
 私は術式ではなく呪力を呪符に流し込む方だし、呪符呪法なんて割と多いから術式見られてもバレないけどさ……。



「も、もしかして……」

 え? まさか気付いた?!

「悠仁の隠し子?!」
「「「「……はぁ?!」」」」



 五条がズカズカと虎杖の方へ向かう。



 待って釘崎隠れさせて。

「はいこっちおいで」

 釘崎に抱っこされて逃げる。



 その前を虎杖と伏黒が守る。
 何だこれ?
 守り方完全にse○omじゃん。
 いや私に好都合だから良いんだけど。



「変態教師! 虎杖の隠し子なんかじゃないわよ! 任務先で怪我してたの! ほら、あんたのせいでこんな怯えちゃって……」

 そうですけどそうじゃないんです。



「あぁ、ホントだ。可愛いー」
「は?」

 気付くと、私は鉄壁の守りを越えていつの間にか五条の腕の中にいた。



 嫌だ。
 嫌だって。
 まだ殺されたくないんだよ。





『常……悟はこっちにいるから逃げて……』





 まだ、まだ、まだ……。



「い、嫌ぁ……」
「え?」
「ほら、五条先生嫌われているじゃないですか? 返して下さい」

 伸ばされた手により、伏黒の腕の中に行く。



(あーあっぶね、死ぬかと思ったわー)





「てかその子28歳だよ」
「「「え?」」」

 何でお前は知ってんだよ。
 教師だからか。
 そっか(自己解決)。

子供9人→←子供7人



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.9/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:陽毬 | 作成日時:2021年4月1日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。