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優しいかすちゃん ページ25
｢はぁっ、はあっ、｣
息を切らしながらロビーへ向かうと、露天風呂の入口にはかすちゃんが立っていた。
私に気づいたのだろう、笑顔で手を振ってくれる。
｢ごめっ、かすちゃん、遅れた……！｣
｢大丈夫ですよー、私もついさっき着いたところですから。｣
笑いながら答えるかすちゃん。
ほんとに優しすぎる。
｢ところでAさん、髪がすごい乱れてますけど、なにかしたんですか？｣
かすちゃんが私の髪にくしを通しながら尋ねる。
｢あぁ、さっきまで寝てたからかな？
そのまんま出てきちゃったし、ものすごい勢いで走っちゃったから…｣
私が恥ずかしがりながら頭をかくと、かすちゃんも笑った。
｢早く入りましょ、すごい楽しみです！｣
｢うん、入ろ入ろ！｣
そのまま私達は露天風呂へ向かった。
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作者名：ふぃゆ(fwiyu) | 作成日時：2017年8月18日 15時
